岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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夏の節電:2012:脱原発は可能だ!

2012年08月03日 23時59分59秒 | 政治経済論・メモ
今年は、いや今年もエアコン無しの夏を過ごしている。

「原発があるから電力の安定供給が出来る」んだって!

 とんでもない。福島で何が起こっているか?関東地方まで放射性物質は拡散されたのだ!!!

 お蔭で僕らは大騒ぎに巻き込まれた。計画停電の時は民生委員が走りまわって計画停電の予定を確認して高齢者の家などに伝えていた。

 今回も北海道電力や関西電力の管内で計画停電の予定があり、各世帯に告知されたが未だ実施されてはいないようだ。実施されればツイッターでツイートする人がいる筈だが未だこの手のツイートはなされていない。電力状態の逼迫は電力会社のプロパガンダであったのか。(関西電力の計画停電は「もしもの時」と繰り返しツイートをしている人がいるがもしかしたら関西電力の社員かも知れない。)

 もしかしたらオリンピックの影響かも知れない?オリンピック中継が計画停電によって途切れたりしたら、それこそ日本中が大騒ぎになるだろう。

 計画停電と言っても実施されない時も意外と多い。「予定は未定であって決定ではない」とは僕らの中学時代の冗談だった。計画停電は必要がなかったのか。そうなると、やっぱりプロパガンダだったのだ、と言わざるを得ない。

 原発がなければ電力事情が逼迫し、計画停電もやむをえないのではなかったか。電力会社はそういい続けて来た。

 だが原発だけは御免こうむりたい。福島第一原発から拡散した放射性物質は北関東のみならず、千葉県、神奈川県にまで及んでいる。

 農作物の放射性物質の線量を測定するのが当然のようになってしまった。

 生協の宅配も食材の線量の測定結果の一覧表が、荷物の中に当然の様に入れられている。隣接する川崎市は、測定器を無料で貸し出し各所で線量が測られ、それぞれHPやブログで公開されている。

 病気療養中の僕に出来るのは、節電に最大限の協力をすることだ。


 シャワーを浴びる、それも頻繁に。風通しの良いように室内をかたずける。また人のいない部屋の電燈は必ず消し、室内の照明を順次LED電球の交換していく。

 何よりダイエットに成功し痩せたのが大きい。太っているときより格段に涼しい。体の体積と、体の皮膚の表面積の関係を考えれば自明の事だ。

 そうすれば節電になるし意外と涼しい。夜は寒さを感じるほどだ。これが出来ればエアコン無しの生活が可能だ。

 このようにライフスタイルを意識的にかえ、新エネルギーの開発実用化などと連携すれば、脱原発は不可能ではない。数年前に「エネルギー・シフト」が叫ばれて、燃料電池車の実用化がなされもした。あの時の勢いはどこへ行ったのだろうか。

 僕が少年時代は「夏はノーネクタイ」が当たり前だった。黒沢明の映画でも志村喬や三船敏郎が、夏服の背広の襟からワイシャツの襟を出して、カンカン帽を冠り、扇子片手に捜査に走り回る刑事を演じている。そういった時代があったのだ。

 これが、今の時代に出来ないはずはない。そうすれば電力を産業や病院に優先して供給することも出来る。

 ちなみに冬は室内で厚着をすればよい。去年、試してみたら何の支障もなかった。冬は着ぶくれしよう。着ぶくれていれば、それが冬の節電である。

 最後にもう一度言おう。脱原発は可能だ!!!!!!!



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