岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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イレウス(腸閉塞)の初期症状と対処の仕方

2016年11月08日 16時26分05秒 | 紀行文・エッセイ
イレウス(腸閉塞)は小腸が詰まって下手をすると命に関わる。小腸と大腸が詰まれば水分も補給できない。腸をヘビ風船に例えれば、空気を満杯にした風船がよじれた状態だ。


 詰まるのは苦しいがそのまま放置すると腸が破裂しかねない。胃がんで胃を全摘出した直後に初めて経験して救急搬送され一週間入院した。


 初期症状はこうだ。まずお通じがない。嘔吐がある。腹に激痛が走る。大腸まで詰まると小便が出ない。


 このうち入院したときは最初の三つがあてはまった。四つ目があったかもしれないが、意識していなかった。


 詰まる原因は色々とあるが僕の場合は腸で消化できないものが固まりで入ると詰まる。食堂が小腸に直結している。小腸の太さは3センチ。だが僕の場合は手術の縫合の糊代があるので2.5センチしかない。水道管より細い。だからつまり易い。


 タケノコ、レンコン、サツマイモ、キノコ、コンニャク、ミカン、トマトの皮、タコ、イカ、貝類、海藻、蕎麦、などが食べられない。食物繊維が水溶性でないので固まりやすいのだ。


 うどん、パスタは食べられるがよく噛まなければいけない。一口を100回噛む。だから食事中はなかなか話ができない。「噛む回数を数えています。話しかけないでください。」というプレートを卓上に置いたこともあったがどうも野暮でしかたがない。


 そういう苦労があるのだが、今回は肉まん、ピザ、タタミイワシ、レンコンで立て続けに詰まりかけた。詰まるのを防ぐためにお茶をよく飲む。黒ウーロン茶、ゴマ麦茶、カテキン緑茶。この3つを200ccづつ飲むと必ずお通じがある。なければ腸がつまりかけている。


 肉まんで詰まった時は食べた直後に嘔吐があった。腹に激痛が走った。

 こういう初期症状があるときの対処は3つ。お茶を沢山飲む、歩いて腸を動かす。最後の手段コーラック。医者でもらった軟下剤は役に立たなかった。どうやら胃で吸収する薬らしい。


 こういう対処法があるので今回は油断した。詰まりやすい原因。疲労の蓄積を考えていなかった。そこで今回は「星座:かまくら歌会」も休んで休みをとった。


 きょうで5日間休んだ。体力も回復した。明日からは日常生活に戻れるだろう。




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