「運河の会」東京歌会:2013年1月 於)早稲田奉仕園セミナーハウス
新年でもあるので、最初の1時間は昼食会。幹事の方が仕出し弁当を手配してくれた。
1、食事会:
一人一人が新年の抱負を述べた。(僕は「斎藤茂吉と佐藤佐太郎」の出版の決意を表明した。)
食事は新年に相応しく赤飯などのメニューだった。いつもより歌会が1時間短かったので司会(僕)はいつもより気を使った。
2、短歌の素材:
「自分の体を浄め行くほどの空気の冷たさ」「米原あたりの落暉」「ローマの家具職人」
「手術後の視界」「奄美大島の紬職人を偲ぶ歌」「川の対岸のトランペットを吹く人の影」
「疎かに一日過ごして水仙を買う」「冬蕪を温水で洗う」「木守りの実のなくなった冬」
「麗しく老いたいとの決意」「かわゆい婆になろうとする切なさ」
「風通う道いくつもある園の冬」
3、主な論点:
「倒置、使役、で更なる工夫を」「固有名詞の是非」「読者に伝わるかどうか」
「結句で一首の趣が決まる」「作者と一首の中の人物の関係が分からない
「語順に工夫の余地がある」「惜しみつつ、思いつつ、悔やみつつ:どれがいいか」
「情感に混乱はないか」「造語の是非」「言葉が適切に使われているか」
4、、その他:
・全国集会は湘南に変更した。(運営委員からの報告)
・長期に休んでいる会員の消息、昨年の物故者の葬儀の報告。