岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「運河の会」かながわサロン:2014年3月

2014年03月12日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「運河の会」かながわサロン 3月8日 於)戸塚フォーラム


1、短歌の素材:

 「贔屓の糾弾力士なく、淡々と中継を見る」「園芸クラブで作業して堆肥の匂いを感じる」

 「言い争いの終わったあとに坂道を下る」「パレットナイフに乾いて着いた絵具」

 「立春の窓に見る二羽の鳥」「早朝の街の窓明かり」「早朝の街を飛ぶ鳶」

 「体調の悪さを添える返信」「うっすらと降る初雪」「思いのままに生きようとする覚悟」

 「終電車に間に合うように走る」「枯れ枝に止まる二羽のカラス」


2、主な論点:

 「事実報告になっていないか」「日記的で軽くはないか」「結句の前で長子が緩まないか」

 「季節感が十分でているか」「擬人法が軽くはないか」「事実の叙述に終わっていないか」

 「言葉の引用の、繰り返しになってはいないか」「上の句の勢いを下の句で受け切れるか」

 「表現が的確か」「映像が顕つか」



3、会のもち方:

 ・今月より、一人二首とした。自分の作品を客観的に見る良い機会だ。

 ・新会場は駅からも近く、清潔な感じで好ましかった。

 ・ここで出した作品で、30首詠はほぼ完成した。
                あとは作品を「詩人の聲」で、声に載せるだけだ。




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