「運河の会」東京歌会 3月9日 於)早稲田奉仕園セミナーハウス
1、短歌の素材:
「身の内を透くような午後の日」「幾人も殺して教えという心の闇」「石段の上の日光」
「肩の痛む朝に見たクレーン」「本を読んで心を癒す」「寒稽古に励む剣道の少年」
「雑貨屋の前で携帯電話に怒鳴る男」「夕暮の桜並木を上りゆく」「寒空の飛行機」
「漫画本になった『病状六尺』をタブレット端末に読む」
2、会のもち方:
・今回より佐瀬本雄代表が、指導者として出席することになった。
・そのせいか普段より、内容が濃密だったように思う。
3、主な論点:
「下の句で一首の内容が曖昧になっていないか」「助詞の接続は適切か」
「意味が通じるか」「単純化出来ているか」「言葉がマッチしているか」
「細かすぎないか」「整理出来ているか」「常套句になっていないか」
「助詞の選択は適切か」「全体が曖昧になる原因は何か」「言葉の繋がりに無理はないか」
4、会の終了後:
・佐瀬本雄氏の作品が「現代短歌新聞」に掲載された。
紹介されたが、ほとんど全員が読者だった。
・佐瀬本雄氏を囲んで、懇談会。「文学談義」「政治談議」に花が咲いた。