「星座」かまくら歌会 2014年5月2日 於)鎌倉生涯学習センター
1、短歌の素材:
「夏の光を浴びながらゴーギャンを偲ぶ」「庭芝の途切れるところの土の香と菜の花」
「遠い山、流れる霧、差す夕日」「春の空に浮かぶ飛行船」「木香薔薇の香が匂えない」
「麦畑の上の青空」「運河の上の夏の反照」「年の瀬の夜間飛行に感じる孤独」
「桜咲く満月の夜に犬の死を悼む」「アカペラの旋律を感じつつ街に出る」
「宵の桜に感じる時間の翳」
2、主な論点:
「特定の言葉に頼っていないか」「感慨の内容が伝わるか」「焦点が絞られているか」
「言葉の表記は適切か」「言葉を捏ね繰りまわしていないか」「付きすぎてはいないか」」
「擬人法の是非」「語意が重複していないか」「係助詞の用法は適切か」「表現は的確か」
「語調が内容と合っているか」
3、会の運営その他:
・「星座」の尾崎左永子主筆が欠席したので、
結論は出さずに参加者が闊達に議論、さながら研究会のようになった。
・全員が発言したが、「星座」の選者は僕だけだったので、心して発言した。
・僕自身の作品は「詩人の聲」で読む予定の、新作50首詠に収録するものを吟味した。
50首詠は、前半がほぼ確定した。
・九回目の「詩人の聲プロジェクト岩田亨の聲」のチラシを参加者に配布した。