「星座かまくら歌会」2018年6月 於)鎌倉生涯学習センター
この歌会の定員は20人。しかしこの日は21人も集まった。連休でもないのに関西から遠路はるばる参加した会員もいた。尾崎主筆は健康状態の関係で途中から出席。
参加者がそれぞれ独自性を発揮できるようになった。
しかし細かい部分の課題はある。僕の指摘した課題。
「語順の工夫の余地」「カタカナ語によって作品が軽くなっていないか」
「やや概念的で理屈になっていないか」「もう少し印象深く表現できないか」
「言葉は適切か」「細かすぎないか」「言葉のゆるみがないか」「焦点が絞れているか」
「説明的ではないか」「第三者に感動の中心が伝わるか」「結句が軽くなっていないか」
「言葉を無理して使っていないか」「もう少し印象鮮明にできないか」
「語順と感じ表記の問題」「時制はこれでよいか」「読みにくくないか」。
尾崎主筆の講評。
それぞれ上手くなってきた。自分はこれで行くんだという独自性を深めて欲しい。その後、忌憚のない作品批評。つまり「独自性を深めつつ、作者の責任で作品を、練って行け」という意味だろう。
「10年後に残る作品か」「やや理屈になっている」「短歌で表現できないものもある」
「自分にもっと引きつけよ」「もう少し個性がほしい」「もう少し詩情を深めよ」
「焦点を一点に絞れ」「説明を排せ」「自分が見えていないと心理は表現できない」
「のちの世に残る歌をつくれ」「言葉の整理を」「耳から聞いてわかる様に」
「時制を考えて」。
つまり、作品の判断を作者の責任でせよということだ。「自分の目を鍛えなければ、作品も上達しない。厳しい課題を突き付けられたように感じた歌会だった。