岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「運河の会」東京歌会:2014年9月

2014年09月17日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「運河の会・東京歌会」2014年9月14日 於)早稲田奉仕園セミナーハウス


1、短歌の素材:

「デイサービスの出来事を語る夫」「濁流の多摩川のアオサギ」「壊された家の後の車止め」

「過ちを咎めるように咲く花」「面会を拒んだ友の心を知る」「敗戦を語る人らの老い」

「冬の夜の田中を飛び立つ水鳥の音」「かなかなの鳴く夕暮の柳」「水を抜いた釣堀の情景」

「セシウムの数値の書かれたシイタケ栽培の丸太」


2、主な論点:

「一首の終止形がないと緊張感がない」「材料が多すぎる」「五感を働かせよ」

「意味が明瞭か」「事実はあるが抒情がない」「比喩が活きているか」「口語の語感」

「工夫しすぎると煩わしい」「細か過ぎないか」「余計な言葉はないか」「読者に伝わるか」

「作品の主題がハッキリしているか」


3、会の運営:

・数人が発言したのち、佐瀬本雄代表が講評する。

・「第1回北の声」「詩人の聲・岩田亨公演(13回目)のチラシを配布した。

・歌会終了後、懇親会があり、佐瀬本雄代表の若い頃の歌稿を拝見した。

                     新鮮な抒情が表現されていて一同驚いた。

・来年1月に新年会を歌会の前に開催する。来月の歌会にはかる。

・「運河」創刊30周年記念の合同歌集の出詠者は150名との報告があった。




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