岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

62歳の誕生日をを迎えて(2022年2月1日)

2022年02月03日 22時47分53秒 | 紀行文・エッセイ
 2022年2月1日に、62歳の誕生日を迎えた。わが父が享年65歳で死去したので、若いころは想像しなかった年齢となった。

 父は60近くになって「きついきつい」を連発していたが、僕はそれより数年遅れてその状態となった。年頭にも書いたが、体調はすこぶる悪い。

 腸閉塞の初期症状がしばしば出るので、昨年まで食べられたものが食べられない。米飯、パン、握りずし、パスタ、そうめん、ウドン、など。食事は飲むヨーグルトなどの液体中心となった。「コーラック」と同じ効用をもつ「スルーラック」が常備薬となった。

 うつ病もひと段落していたが、昨年12月に20年ぶりにもとの薬の量に戻った。毎夜のように悪夢を見る。過去の記憶にかかわって、おぞましい夢をみる。「燕のように空を飛んで感電死した夢」「自分という人間が壊れてゆく夢」。リアルなドラマのように、場面やストーリーがハッキリしている。毎夜2時間ドラマを見ているのと同じ、登場人物は記憶にかかわる実在の人物で、場面は記憶に関わる実在の場所。これは苦しい。

 おまけにこのコロナ禍。ストレスは大きい。

 短歌作品は「心理詠」「社会詠」「相聞」が中心で、新年を寿ぐ歌などは詠めない。それが僕の独自性と言えるだろうが。何とも特異な独自性だ。この独自性自体が辛い。

 Facebookやラインで誕生日を祝ってくれた友人知人が、多かったのは嬉しかった。

 なんだか人生の最終コーナーにさしかかったように思う。エンディングノートを仕上げねばならない。




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