岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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画期的な核兵器禁止条約の発効

2022年01月27日 18時44分16秒 | 政治経済論・メモ
 核兵器禁止条約が国連で署名されたのは2017年9月20日だった。条約というのは署名だけでは効力がない。国際会議に出席した国々の代表が署名しただけだからだ。

 条約は50カ国が批准して、効力を持つ。批准はその国の議会が条約を承認する決議だ。


核兵器禁止条約は、2017年7月7日に国連総会で採択された。2017年9月20日より各国で批准され、2020年10月24日に発効に必要な50カ国に達し,その90日後の2021年1月22日に有効となった。

 2022年1月現在。批准国は59カ国、署名国は88カ国に及ぶ。(2022年1月現在)そして批准国はさらに増え続けている。残念なことに唯一の戦争被爆国の日本は条約を批准するどころか署名さえしていない。締約国会議へのオブザーバー参加もしていない。

 日本は率先して、核兵器禁止条約に署名、批准すべきである。


 核兵器禁止条約で不可能になること。

1,核兵器の開発。 2,核実験。 3,核兵器の製造 4,核兵器の備蓄

 5,核兵器の移譲。6,核兵器の使用。7、威嚇としての使用。


 この条約について「核保有国が全く署名も批准もしていないから実効性がない」という批判がある。だがそれは違う。核兵器禁止条約を批准する国が多ければ多いほど、地上から核兵器が使えぬ地域が増える。

 唯一の戦争被爆国の日本が、条約を批准すれば、核兵器全面禁止への大きな一歩となるだろう。


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