岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「星座かまくら歌会」2018年5月

2018年05月13日 01時07分26秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座かまくら歌会」2018年5月4日。

 ゴールデンウイークにも関わらず、熱心な会員が揃った。



 この歌会は5月は毎年、吟行会となる。吟行とは即詠。その日に見たもの聞いたものを素材として作品化する。今回も主筆は健康状態の関係で欠席。そこで選者が講評することとなった。僕とKさんだ。


 即詠は難しい。主筆も師匠の佐藤佐太郎に褒められたことはないという。だから失敗は覚悟。僕の作品も手を入れるところが、歌会の席上で見つかった。


 今夏の素材は、鎌倉の道を歩いていて、ある人を思い出したというもの。国会議事堂前で「未来のための合唱」で「民衆の歌」を歌う人たちを思い出した、というもの。この合唱に参加している人たちは音楽関係の人が多いが、今まで出会ったことがないような人たちだ。その新鮮な印象を一首に託した。


 さて参加者の作品。やはり課題がある。

「無理な言葉を使っている」「オノマトペで軽くなっている」「表現に無理がある」

「結句で全体が壊れてしまっている」「言葉が的確ではない」「もう一歩踏み込める」

「言葉の順番に工夫の余地がある」「細かすぎる」「作者しかわからない言葉を使っている」

「内容が浅い」。


 しかし、歌歴が長いだけに参加者の作品は初心者のものとは違う。そこがいいところだ。「定員は20名。20名限定の歌会だ。実力者が揃っている。






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