岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会2018年5月

2018年05月22日 15時34分08秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 2018年5月講座 於)団地集会所


 横浜市緑区霧が丘。地元で短歌の勉強会をはじめてから20年経つ。その間に僕が「星座」の選者となり、現代歌人協会,日本ペンクラブの海員にもなった。そのため僕が講師となって講座を続けている。


 今回は新入会員が入ってきた、「折句」をやっているそうだ。だから表現が、5,7,5で完結してしまうものがあった。だがそれは問題ではない。短歌、俳句の違いが分かればよいのだから。長年やって来ただけに表現しようとする抒情に内容と質が鮮明だ。着眼点がよいのだ。


 だから初心者と言っても、創立以来のメンバーと互角にやっていける。新メンバーが入会して、ほかの会員も一層意欲的になってきた。


 今回は珍しい現象。佐太郎が規定した「虚語」。副詞または用言の連体形を、用言の終止形に接続して、5W1HのうちHOWを適格に表現する作品が揃った。僕は「虚語」を使うようになって、表現の領域が増えた。20年目にして、飛躍の時期に差し掛かったのだろう。




 他にも課題はいくつかあるが、一言二言変えるだけで見違えるような作品になる。手を入れるところが、そんなに多くない。ここが難関で自分で判断できるようになれば、選者級の実力を備えるということになる。


 最後にいつもの五原則。

1、短歌をたくさん詠む。(作る)2、短歌をたくさん読む。(読書)


   3、自分の作品を声にだす。4、現代詩を読む。5、優れた劇術に親しむ。

             を確認した。また資料として水野昌雄の作品を紹介した。


 来月も第三月曜日。10:00から12:00まで、霧が丘の団地集会所で行う。

 参加費一回2000円。一人三首を前々日までに岩田宅まで郵送。

 申し込み問い合わせ。045-922-5542(岩田自宅)


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