霧が丘短歌会 2018年5月講座 於)団地集会所
横浜市緑区霧が丘。地元で短歌の勉強会をはじめてから20年経つ。その間に僕が「星座」の選者となり、現代歌人協会,日本ペンクラブの海員にもなった。そのため僕が講師となって講座を続けている。
今回は新入会員が入ってきた、「折句」をやっているそうだ。だから表現が、5,7,5で完結してしまうものがあった。だがそれは問題ではない。短歌、俳句の違いが分かればよいのだから。長年やって来ただけに表現しようとする抒情に内容と質が鮮明だ。着眼点がよいのだ。
だから初心者と言っても、創立以来のメンバーと互角にやっていける。新メンバーが入会して、ほかの会員も一層意欲的になってきた。
今回は珍しい現象。佐太郎が規定した「虚語」。副詞または用言の連体形を、用言の終止形に接続して、5W1HのうちHOWを適格に表現する作品が揃った。僕は「虚語」を使うようになって、表現の領域が増えた。20年目にして、飛躍の時期に差し掛かったのだろう。
他にも課題はいくつかあるが、一言二言変えるだけで見違えるような作品になる。手を入れるところが、そんなに多くない。ここが難関で自分で判断できるようになれば、選者級の実力を備えるということになる。
最後にいつもの五原則。
1、短歌をたくさん詠む。(作る)2、短歌をたくさん読む。(読書)
3、自分の作品を声にだす。4、現代詩を読む。5、優れた劇術に親しむ。
を確認した。また資料として水野昌雄の作品を紹介した。
来月も第三月曜日。10:00から12:00まで、霧が丘の団地集会所で行う。
参加費一回2000円。一人三首を前々日までに岩田宅まで郵送。
申し込み問い合わせ。045-922-5542(岩田自宅)