「星座かまくら歌会」2017年6月2日 於)鎌倉生涯学習センター
参加者の実力がついてきた。尾崎主筆も度々言うが、本当にそう思う。歌意がストレートに伝わらない作品もあるが、全く訳の分からないみおのはなくなった。
かなり高度な要求がされるようになった。それが尾崎主筆の講評にあらわれている。
「仏教的な言葉を使うと具体性に欠ける」「自分との関わりが希薄になると感想文的になる」
「首都圏の地名は大阪人にわかるか」「一首のなかに印象の異なる言葉は入っていないか」
「助詞の『ば』は条件結果になりやすいので注意して用いよ」「オノマトペの軽さ」
「結句で重量感を表現せよ」「時を入れると全体の印象がしまる」
「言葉で表現しない余韻は必要だが読者を迷わせるのはよくない」「不要な言葉を省け」
「技術は拙いが視点がよく雑物が入っていない」「ほかの言葉がないか考えよ」
「短歌は宣言ではない、常識的な意思表示でもいけない
僕はこの時代を生きる覚悟を詠んだのだが、今一つうまくいかなかった。だが歌会の最中に改作案が出来上がった。いずれ発表の場があるだろう。