星座α第47回歌会 3月15日 於)鎌倉文学館
会場としては2回目の使用。文学館の建物が工事中で足場がかかり、全景が見えないのが残念だった。
前半は尾崎主筆が出席できず、「星座」「星座α」の選者がとりまとめる形となった。今回の歌会で気づいたのは批評する側が細かく指摘し過ぎたのではないか、ということ。佐藤佐太郎の「選者注意」に「添削は最小限に」という趣旨のことが記されている。だから僕の批評は原作を尊重して、一か所か多くて二か所の批評に留めている。
「場面が目に浮かばない」「言葉が適確でない」「主体を鮮明にしてはどうか」
「読みにくくないか」「読者に伝わるか」「日常語を無造作に使ってはいないか」
「表現に無理はないか」「詰込み過ぎていないか」「語感はどうか」。
といった問題を指摘した。
後半は尾崎主筆が加わって歌会続行。
「生活の中での感応がある」「結句に問題あり」「主語を明確にせよ」「嚏は咳より衝撃的」
「断定しない方がよい時がある」「感じはあるが日記的」「係り受けがどこにかかるか」
「よくあるパターンに陥っていないか」「何首も作れる内容」「自分のリズムをつかめ」
「先人の良いところをとり、それに個性を加えよ」「ひとつの語に多重形容は混乱のもと」
「助詞の『の』は粘着感があるので多用するな」「実体験が生きている」
「擬人法はわざとらしくなる」。
福島と茨城から参加した会員が、原発の問題に拘るので、この日の国会議事堂前の抗議行動で伝える約束をした。
次回は5月17日、鎌倉子ども婦人センターで1時から。