岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「運河の会」東京歌会:2014年11月

2014年10月16日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「運河の会・東京歌会」 2014年11月 於)早稲田奉仕園セミナーハウス


1、短歌の素材:

「岩塩で出来たランプ」「鱗雲の群れる秋空」「酒場の眩しい照明」「秋の農場の牛」

「台風一過の鵯の声」「早稲田茗荷の味わい」「雨雲を抜けた飛行機」「台風の近づく月夜」

「筆ペンを使い高級硯と墨をしまう」「隣町まで漕ぐ自転車」「病の言えたあとの訃報」


2、主な論点:

「状況設定だけで抒情があるが、表現上の工夫はないか」「比喩が活きているか」

「状況が読者に伝わるか」「センチメンタリズムに陥っていないか」「余分な言葉はないか」

「5句31音で言い当てているか」「文法上の誤りはないか」「言葉が諄くないか」

3、会の運営:

・僕が司会を務め、数人が発言したあと、佐瀬本雄代表が講評する。

・今回の作品は、素材の選び方に作者の独自性が出ていた。

・表現に工夫の余地はあるが、着眼点のよさが目立った。

・個人の作品が、それぞれ「顔」を持ち始めたようだ。

・新年会のあり方を最終的に決めた。



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