星座α 第46回歌会 1月19日 於)鎌倉文学館
星座αでは今年に入っての初めての歌会。茶道の初釜と同じく今年の決意をする日でもある。会場は鎌倉文学館。江ノ電の由比ガ浜駅から徒歩圏内。旧前田邸の洋風建築の建物。
尾崎主筆の到着時刻が遅れ、前半は「星座」「星座α」の選者が講評しとりまとめを行った。
前半の批評講評で問題とあったこと。
「『特別支援学級』は字余りとなっても『学』は抜かしてはいけない」
「下の句で表現が甘くなるのに注意」「景を詠むときは景が浮かぶように」
「助動詞の『つ』と『つつ』を機別すること」「言葉のリズムを考えよう」
「晦日と大晦日の違い」「どういう状況かわかるように」「言葉の選択は適確か」など。
後半。
「表現は適確か」「助動詞の用法」「表現が甘い」「読者に通じるか」「結句の止め方次第」
「読者に疑問を抱かせるな」「語順は適確か」「擬人法は甘くなる」「漢語はかたくないか」
「語順が混戦していないか」「現代社会の切り取りが上手くいっている」など。
尾崎主筆が到着してから前半を含めての講評。
「結句の在り方(結句で勝負せよ)」「助動詞に注意」「俗になりやすいにのは注意」
「他人の常識に頼りすぎるな」「名刺切れが二か所あるのは難しい」
「歌言葉として相応しいか」「感じはあるが長すぎ(印象がしまらない)」
「一首の独立性を考えよ」「一首の強さを考えよ」「日記的にならないように」
「語句の的確さ」「率直に読め」「技巧的になるな」「題材としては面白いので工夫を」
「言葉が混戦してはいないか」「短歌は短い形式だから余剰が残るように」。
尾崎主筆の講評は「後の世に残る作品を作れ」ということに集約される。
「日記的になるな」「事実報告的になるな」「技巧に走るな」「俗になるな」
「一首の独立性を考えよ」「率直に詠め」。
最後に会場を変えての新年会。
僕が乾杯の音頭をとったが、
「今年は格別な年。昨年は尾崎主筆の『全歌集』が出版され、個人的には短歌を始めて20年になる」と短く挨拶して食事。
胃がなくて食べられないものは隣の方に引き受けてもらった。それでも腸閉塞になりかけたから、厄介だ。年のせいか。
食事をしながら各自が新年の抱負を述べたが、
「最近の『星座』『星座α』には力作が多い。6首7首と数を限って掲載しているが割愛する場合も多い。自分で良いと思ったら再投稿を」と話しておいた。
最後に主筆を中央にして記念撮影をしたが、僕のお腹が見事に大きくて晩酌をやめることにしたこれは余談。
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