星座かまくら歌会 2019年4月5日 於)大路ビル
この歌会は定員20名。首都圏周辺の実力者が集まる。尾崎主筆が出席できなかったので「作品批評会」になった。結論は出さずに、自由闊達に意見を交換した。
作品批評する場合の僕のスタンスは一つ。原作者の表現を極力尊重したうえで、尾崎主筆から直接、間接の教わったことを批評の基準にしている。
幸い、この数年間、尾崎主筆の間近にいられた。「星座」「星座α」の歌会。「星座」の校正のため度々鎌倉を訪れた。言葉の選択、語感、焦点の絞り方。こういったことを心に刻んでいる。
そこで論点。
「助詞の用法は適確か」「他動詞、自動詞の使いわけ」「数詞を回避する方法」
「焦点の合わせ方」「言葉の選択は適確か」「主体が明確か」「時制は間違っていないか」
「言葉が古風に過ぎないか」「作者に引きつけられているか」「表現が明確か」
「オノマトペで作品がかるくなってはいないか」。
議論は様々あったが、初期の頃「NHK歌壇」で尾崎主筆が選者の時の「添削コーナー」で、僕が違和感を感じたところの八割以上は、尾崎主筆の手をいれていた。
作品批評会は悪くない。現代詩はこういう形式をとる。自分の作品を直してもらうために参加する詩人はいない。
来月五月の第一週。鎌倉周辺での吟行である。即詠は難しく実力が試される。
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