星座α第41回歌会 於)ホテルモントレ横浜
新年初めての「星座α」の歌会が開催された。毎年1月は歌会のあと新年会も行われる。そこでホテルモントレ横浜で行うのだ。この日は尾崎主筆が欠席だった。詠草には目を通してコメントが寄せられた。選者3人が批評して、三首ごとに尾崎主筆の講評が事務局編集部から読み上げられた。
選者は僕を含めて3人である。尾崎主筆が3人のそれぞれ個性のある選者、と「星座」に通信が入っていたように選者の講評が異なる場合もある。だが3人の講評を総合すれば、尾崎主筆の講評と重なる。佐太郎と尾崎主筆に学びながら作歌、選歌、添削をしてきただけにこれは当然だろう。
初心者が多かった「星座α」の会員もかなりの実力と個性を発揮し始めた。生活詠、心理詠、境涯詠、自然詠。さまざまな作品が提示された。
課題は「語感がよくない」「言い過ぎている」「細かすぎる」「事実報告的になっている」
「言葉の選択に工夫が必要」「やや軽い」「やや一般的」「独自性がもう少し欲しい」
「やや淡い(もう少し感情を凝縮せよということ)」「発見がある」「何気内が悪くない」
「具体がないので読者に伝わらない」「視線が定まっていない」「第三者に伝わらない」。
霧が丘短歌会で指摘する内容だ。提出される作品も批評も充実してきた。
歌会の終了後は新年会。
ホテルモントレ横浜の和食を食べながらの懇談。僕が乾杯の音頭をとった。
「日本ペンクラブの新年会では、今年は憲法の問題を考えていく年になるだろうと挨拶されていました。新年早々ビットコインが暴落しました。投資バブルがはじけそうです。かかる時代だから抒情詩の抒情を大切にしましょう。乾杯。」余計なことは言わなかった。
食事がはじまったが僕はいつものように、噛む回数を数えていて会話を盛り上げられない。やや歯がゆい新年会だった。
新年会の締めは「関東一本締め」。僕が音頭をとって終わった。ただこういうことはややしんどい。出来れば静かに食べたいと思う。自宅の三食もほとんど会話がない。食べ終わってから、とことん話す。これが僕の生活スタイルだ。