海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

海杉のビジネス講座(なんちゃって) FSC認証材の商品 

2008年03月30日 20時46分15秒 | ビジネス
トニーさんが今取り組んでいるFSC認証材の商品を考えてみましょうか!


森林ビジネスの審査の時に審査員のコメントに「商品開発よりも商品をいかに誰に売るかの方が遥かに難しい」とありました。

そうなんです。商品を開発するのは、何件もありますが、それを売れるようにするには、相当な努力と仕掛けが必要なのです。

しかも、コレは、誰も教えてくれません。

一番簡単な方法は、直接、消費者に売る方法です。実はこの方法が一番難しいとされています。不特定多数の人のニーズが把握できないからです。

そこで、その商品を欲しいと思う人を集める方法をとります。というよりも、その商品に興味のある人を集めるのです。「モノを売るな!コトを売れ!」と商売の鉄則がありますが、海杉流には、自分がどんな商品を扱うのか目的をはっきりさせることが大切なのです。

今回は、FSC認証材の商品ですが、まだ、何を開発しようか分からないのです。しかし、環境や健康住宅などに興味を持つ人は沢山います。

そこでトニーさんは、まず、000町応援団を立ち上げるのです。このへんは、行政主導で構わないと思います。000町応援団には、行政からさまざまな特典を用意します。会員証、000町特産の割引券、000町に来たときの特別交通券などできるだけ、金のかからないでも喜ばれるものを考えておきます。

団員が庁舎に来たときは、町長室でお茶を飲むサービスなどが用意するのはどうでしょう。お帰りの際は、町長と記念写真のサービスなどは、オプションです。

まあ、このくらい団員にはサービスをしておきます。

ここでの注意ポイントはあくまでも「団員」です。

団員は何をしなければならないでしょうか?

そうです。FSCの商品や000町の特産品を売らなければなりません。

トニーさんは花の応援団はご存知でしょうか?

応援団には、厳しい階級性があります。団長を頂点とする完全なピラミッド型の封建制度です。

この応援団にもそれを適応します。多く買ったいただいた方、ご紹介していただいた方には、更に上のサービスがあるのです。勿論、平の団員を多く勧誘して入団させた団員にも幹部の称号が与えられます。

このへんは、ノリが大切です。

しかし、こんな町おこしを行政がしていること事態、話題性があり、マスコミがほうってはおきません。TV、新聞と次々に出してください。ここで大切なことは、町長にスポットを当ててもらうことなのです。

町長の動きは、大切です。宮崎県知事を見ていただければ、十分でしょう。課長クラスではダメなのです。

何を作っても売れる体制が整えば、少々お金を掛けても大丈夫です。団員にスペシャルサービスを考えておいて下さい。

純金の団のバッチくらいはお願いしますよ!!

東大 シンポジューム

2008年03月30日 19時08分23秒 | 木材
東大で開催されたシンポジウムの一こま

シンポの内容は、「国産材を使うには」と言うことでした。

一番大切なことは、杉と言う素材をもっと理解してもらうこと。

では、誰に?

ここが肝心です。

山主

伐採業者

製材所・材木店

建築主・消費者

工務店・建設会社

大工・職人

設計事務所・建築家


シンポジウムでは、当然出ませんでしたが、海杉は、林業者と製材業者、木材屋だと思います。(笑い)


近頃の消費者は、下手な木材屋よりも知っています。木材を扱う業者の方が知らないのです。

はっきり言いますが、どんな小手先の手を使っても国産材は売れません。

例をあげますと「合法木材」。国内の木材は合法木材出なければならないとしました。コレは、違法な輸入木材を国内で流通できないようにするためのものです。しかし、国産材も適応されます。当然です。

しかし、国内の木材関係者には、あまりこのことには、無頓着です。


まだ例はあります。エコマークです。

偽装問題でエコマークの信頼は、無くなっていますが、木材でエコマークを取得しているところが何社あるでしょうか??

合成木材や混合木材の方が、エコを強調したいためにエコマークを取得しています。

これら認証されたものと木材を何も知らない消費者が比べたらどうなるでしょう。

何とかしなければならないと考えているのでしょうが、木材は、いつの間にか使われなくなるのです。

もっと真剣な取り組みが必要です。

今のところ、売れているからあまり、真剣ではないのでしょう。

ゆでカエルの話と同じですね。