海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

佐土原の赤ひげ

2009年04月06日 21時34分28秒 | 古材
この家は、飯田洞敬医師の家だ。




貧しい人からは、治療代を受け取らないで農作物や竹篭をもらったそうだ。

佐土原町の赤ひげ




この古民家に現調に行った。

調べれば、調べるほどこの古民家には、何かある気配が感じられた。

家主さんの話。「この家は、佐土原藩の従医の家です」

昨日、書いた漫画 「仁」の佐土原藩の医師が頭を過ぎった。

欄間も素晴らしい。間違いなくこの家は医学を心得た人物の家だ。



この欄間が物語っている。

神棚の地袋を見ると「月谷だ!」

鈴木月谷

延岡出身の日本画家だ。何故ここに??

古い宮崎日日新聞の記事が、その疑問を氷解させた。

この家は、「南華」の生家でもある。

調べれば、調べるほど、次々に面白いことが出てくる。

まだ契約もしていないうちから、「是非、見学会を!!」と話してしまった。

壊すのは忍びないが、少しでも見てみたいという人がいたならば、この最後の機会を海杉が作らないで誰が作るのか!!

そんな使命感が沸いてしまうのだ。