生憎の雨にもかかわらず、多くの人にサヨナライベントに参加していただいた。
大半は、利用した地元の人だったが、中には、歴代の駅長さんや駅に勤めていた人も交じって最後の別れを惜しんでいた。
人は、失ってから、大切なものだったと初めて気付く。 そうなってからでは、遅いのだが・・・。
JR九州さんは、今回、本当に協力的に行っていただいた。日頃、味わえない地元やお客様との接点を経験していただいたのではないだろうか。
サービス業の基本は、「感謝」だ。鉄道業の方は、ダイヤ編成や安全運行など兎角、四角四面に考えがちでどうしても、マイナス志向や官僚志向に陥り易い。 「感謝」と言ってもどこで、どのようにすれば良いのかわからないかもしれないが、海杉は「現場」にあると思っている。
JR九州という会社は、社名に「旅客」という文字を入れているということは・・・。モノを運ぶ会社ではなく、お客さま相手の仕事なのだ。 お客様と接する機会を自分たちで作ることができたこのイベントは、何か大きなキッカケになるようなポイントを感じる。