3月12日19時26分配信 産経新聞
ステーキチェーン店「ペッパーランチ」巣鴨店=東京都豊島区=で取引相手の男性社員の顔を殴りつけてけがを負わせたとして、警視庁巣鴨署が傷害の疑い
で、同店オーナー兼店長、貝塚雅彦容疑者(39)を逮捕していたことが12日、分かった。取引相手の担当者が、好意を寄せていた女性から、この男性に代
わったことに腹を立て、暴行したという。
調べでは、昨年12月18日、アルバイト募集などを行う求人広告会社の男性社員(26)を殴り、1週間の軽傷を負わせた疑い。今月4日に逮捕された。
求人広告会社は貝塚容疑者が女性担当者に「付き合ってくれ」などと言い寄ったりしたため、担当を男性に代えていた。
ペッパーランチでは昨年5月、大阪・心斎橋店の店長らが女性客を拉致して暴行する事件が発生している。
【関連記事】
・
ペッパーランチ暴行 元店長に2審も懲役12年
・
ペッパーランチ元店長に求刑上回る懲役刑
・
経歴調査など強化、店内も監視 ペッパーランチ昨年5月、大阪・心斎橋の店舗で店長と店員が女性客に拉致強姦事件を起こしたステーキチェーン店「ペッパーランチ」で、今度は都内の店舗で店長がストーカー行為のすえ傷害事件を起こしていたことが分かった。
警視庁巣鴨署は4日、傷害容疑で、「ペッパーランチ」巣鴨店店長(39)を逮捕した。調べでは、容疑者は昨年12月18日、「リクルート」子会社の求人広告会社に勤務する営業担当の男性社員(26)の顔面を殴り、全治一週間のケガを負わせた疑い。
ペッパーフードサービス(東京都墨田区)によると、容疑者は2001年9月から同社とフランチャイズ(FC)契約。巣鴨店のオーナー店長を務めていた。知
人によると「脱サラ組で愛想のいい人ではなかったけれど、休日も1人で出勤するなど、不器用ながら一生懸命にやっていた」という。
事件の発端は、身勝手な恋。お相手は、求人広告の営業に来ていた女性社員だった。
アルバイトの入れ替わりが激しかった同店には地域担当だった女性社員が何度も店に出入りし、容疑者はこの女性社員に恋心を暴走させた。ついには女性社員の
自宅に押し掛け、「付き合ってくれ」「結婚してくれ」とストーカー行為に及んだ。女性社員は上司に相談し、昨年12月、同店の担当を被害にあった男性に引
き継いだ。
この「人事」に怒った容疑者は求人広告会社に「担当を戻せ」と要求。男性社員を店舗に呼び出し、殴打した。調べに対し容疑者は「女性社員のことが好きだった。担当が代わり、腹が立った」と供述しているという。
ペッパーランチでは昨年5月、大阪・心斎橋店の店長と店員が20代の女性客を拉致・強姦するという凶悪事件が起きたばかり。繰り返す不祥事に、同社の一瀬
邦夫社長は「とんでもないことだと思います。会社のイメージを悪くしますし、FCにも申し訳ない」と話す一方で、「会社として管理できることには限界があ
る。コンプライアンス委員会を立ち上げ、社内規定とトレーニング態勢の整備に取り組んできた。FCのあり方に問題があるとは思いたくない」と話した。
巣鴨店は、容疑者の逮捕前日の3日から休業。誰もいなくなった店舗には「諸事情により休店する運びとなりました」と張り紙が張られ、新聞が床に散乱していた。求人広告会社の親会社であるリクルートは「事実はあったが、詳細についてはコメントできない」としている。
保守記事.204 ペッパー!