ついに禁煙３年目をクリアした

　朝から人間ドックへ行ってきた。考えてみれば３年前の人間ドックが十数年も続けた長い喫煙生活にさようならをした日。
　その時の人間ドックからの帰り道は、たばこのことを考えているような気分でもなかった。何とか仕事には行ったが、翌日からの休日は食事もとることができず、寝込んでいたように記憶している。

　それまでの人間ドックは、「特に異常はないですね。」と言われるために行っていた感じだが、その日は、「う～ん、膵臓のリンパ節が腫れていますね。すぐに検査した方がよいです。」と言われた。「膵臓のリンパ節が腫れている？」「どんな病気が考えられるんですか？」「腫瘍とかが考えられます。」と言うことであった。

　禁煙はよく３日、３週間、３ヶ月と禁煙に失敗することが多いと言われているが、最初の３日間を寝込んで過ごしたのがよかったのか、その後の３週間、３ヶ月と全くたぼこを吸う気にもならず、ついに本日で３年を迎えた。

　たばこをやめてよかったことは、旅行に行った時に灰皿を求めてうろうろすることがなくなったことや小銭が減らなくなったことぐらいだろうか。よくいう、食事がおいしく感じるなどということは全くなかった。
　逆に、口内炎が頻繁に出るようになり、たばこには何か薬効があったのだろうかと考えることもある。

　膵臓のリンパ節は、その後の精密検査の結果、結局異常はなかったが、あまりに心配したためか「十二指腸潰瘍」「胃潰瘍」のダブルで通院する結果になった。
　ちょっと荒療治ではあったが、結果として禁煙できたことはうれしいことだ。ぜひ、これからも禁煙を続けていきたい。