Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

衣に垂れ下がる飾り(シロブチハタ)

2022-11-22 19:48:57 | ハタ科

気持ちのいい青空で始まり、お昼過ぎにはちょうどいい曇り空になり、午後からはたっぷりの雨模様になった本日のやんばるです。

まあ風は南寄りで、気温は夏日でしたけど。

この先も日によってガラリと変わる空模様になりそう。

気温は夏日前後で推移しそうです。

風は南東~南。晴れのち曇、のち雨。

■■

『縁』

『えん』あるいは『ふち』あるいは『へり』あるいは『よる』あるいは『ゆかり』あるいは『えにし』あるいは『よすが』……

と様々な読み方が出来るこの漢字。

もともとは『ふち・へり』の意味だったのだとか。つまり物のまわりの部分。ふちどりしたりして他と区別出来るような周囲の部分のこと。

『縁』という漢字は『衣の周囲に垂れ下がる飾り』を表現したといわれているのだとか。

つくりの部分が頭の大きなブタを形どっていて、大きなブタほどお腹が膨らんでいるので、『垂れ下がる』という意味があるのだそう。

それに糸を組み合わせることによって、前述のような表現になったのだとか。

そしてこの衣と飾りの関係をとらえて、『つながり・めぐり合わせ・かかわり合い・結びつき』等を表す意味へと派生したのだそうです。

何だか、豊かで深い言葉に思えたり……。

■■

さてこの子の『ふち』は……

〈ハタ科ハタ亜科マハタ属シロブチハタ Epinephelus maculatus 22年10月21日 沖縄島安和〉

学名種小名は『斑点のある』の意。

この斑模様は眼径大の黒色円形斑のことで、和名のシロブチは『白斑』ではなく『白縁』なのだとか。

それは黒色円形斑の周りが白く縁取られて網目状になっていることに因んでいるそうです。

でも背部に目立つ白色斑もあるんですけどねぇ……。

 

 


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