朝に風が北へとまわり、冷えた1日となった本日の沖縄島です。
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なんでも、世界的な不況によりサメ被害が減少しているんだそうです。
米フロリダ大学のフロリダ自然史博物館の分析結果なんだとか。
サメ被害、いわゆるシャークアタックの被害数は、海にいる人間が少なくなればそれだけサメと出会う頻度が下がり、減少するんだそう。
サメ被害の57%がサーファーだそうですが、不況のため海へサーフィンなどにいく人が減り、一番ねらわれやすいサーファーの被害も減っているんだろうと見られてるそうです。
理由が不況だけに素直に喜んでいいのか複雑な感じがしますが、いろんなところでいろんなものが相関してるんだなぁ、って思えたり…。
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風は北~北西。雨交じりの1日。
〈イトヨリダイ科キツネウオ属キツネウオ(Pentapodus caninus) 08年12月25日 沖縄島レッドビーチ〉
画像は幼魚です。
成長とともに体色が大きく変化する魚ですが、そういう魚の多くがそうであるように、本種も幼魚のほうが圧倒的にフォトジェニックです。
日増しにクジラの歌声がにぎやかになっていってるこの頃の沖縄島です。
本部半島先端、備瀬崎近辺では陸からもブローやテールが見れたりすることも…。
水温は相変わらず21℃を示すポイントが多いですが、寒さはそんなに感じなくなってたり…。
体が慣れたせいでしょうか? それとも陸上があったかいせいかなぁ。
気温はゆるやかに上がったり下がったり。リズム的には三寒四温に近いような…。
ってことは、もう春が近いのかなぁ。
ちなみに今日のやんばるの最高気温は23℃でした。
この冬は寒くなるのが早かったように感じたんですが、あったかくなるのも早いような気が…。
水温が上がるのも早いのかな?
ってなことを考えながら、本日もコッテリ潜ってました。
風はやや強めの南東風。曇、ときおり日差し。
〈ハタ科ハタ亜科サラサハタ属サラサハタ(Chromileptes altivelis) 08年12月25日 沖縄島レッドビーチ〉
本日はちょっとヒンヤリ、風も強めな沖縄島でございます。
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なんでも、光学顕微鏡画像の世界的なコンテストがあるそうです。
しかも、30年くらい前から。
それをつい最近知りまして、そのサイトを覗いてみると…。
いや~、すごいすごい。
被写体はマウスの脳内とか、スズランの細胞壁とか、ガの鱗粉とか、ビタミンCとかで、その超超超マクロ写真。
にもかかわらず、何だか惑星の写真に見えたり、ファンタジー世界の風景画に見えたり、ステンドグラスに見えたり…。
すごく刺激的でした…。
興味のある方は『Nikon Small World』のサイトをご覧下さい。
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風は強めの北東。曇のち雨。
〈ハゼ科ハゼ亜科クロイトハゼ属の1種(Valenciennea sp.) 08年12月25日 沖縄島レッドビーチ〉
2月にして夏日になった本日の沖縄島です。
しかし、風が強い強い…。
各地で『春一番』が発表されてるようですが、沖縄もそうなんでしょうか。
風の陰になるポイントでコッテリ潜ってきましたが、エントリーエリアはキレイに凪いでるのに、リーフ外の沖に目を向けると海面が激しくささくれ立ってました。
ダイビング的にはなんの問題もなかったんですが、問題はダイビング後に……。
帰ってきたら、器材洗い場の水槽は吹っ飛ばされ、干し場のもの干し台はなぎ倒されてて…。
立て直して器材干しても、数分後にはまたなぎ倒され…。
せっかくいい天気なのにスーツ乾かせない。うう…。
強烈な南風。快晴の空。
〈カエルアンコウ科カエルアンコウ属オオモンカエルアンコウ(Antennarius commersoni) 08年12月25日 沖縄島レッドビーチ〉
青空に凪の海、後半は南よりの風と2月とは思えない本日の沖縄島です。
というか実際に今日は3月下旬から4月上旬並みの天気だったそうですが。
で、冬にはあんまり使わない(というか使えない)ポイントにて、こってり潜ってきました。
これで水温も高ければ申し分ないんですが…。
まあ、それは贅沢として…。
しかしながら、いい天気が続きすぎて水不足だそうです。
座間味村では、10日から夜間の給水制限が実施されてるんだとか。
本島のダムも貯水率が平年値を大きく下回ってるんだそうで、人ごとではありません。
こうなると好天続きも手放しで喜べないこの頃です…。
風はゆるい北東のち南東。晴天の空。
〈サラサエビ科サラサエビ属スザクサラサエビ(Rhynchocinetes durbanensis) 08年12月18日 沖縄島安和〉
風が強まり、西海岸側の海況は荒れ気味な本日の沖縄島です。
エキジット直後に風をうけると冬を思い出す感じ…。
日差しがなかなかに強いので、風をよければ何ともなくなりますが。
今日のやんばるの最高気温が19℃。
このところ暖かい日が続いてたんでやや寒く感じますが、2月の平均最高気温の平年値は19.5℃らしいですから、まあこれが普通なんでしょう。
明日からはまた22~23℃くらいの日が続きそうで、こっちのほうが普通じゃないのかもしれません。
まあ、暖かいぶんにはなんの不満もないんですが…。
風はやや強めの北西。晴天。
〈イロウミウシ科コモンウミウシ属サラサウミウシ(Chromodoris tinctoria) 08年12月18日 沖縄島安和〉
高気圧の範囲内にて、心地よい天気がそのまま綺麗なサンセットに繋がった本日の沖縄島です。
さらにこのまま、このいい感じが明日にも繋がってくれたらいいのになぁ…。
風はゆる~い北東からゆる~い南東。快晴。
〈ベラ科カンムリベラ亜科シラタキベラダマシ属ヤマシロベラ(Pseudocoris yamashiroi) 08年12月18日 沖縄島安和〉
画像は幼魚です。
この子、樹枝状サンゴに他の幼魚たちと小群でいたんですが、さらにその小群が別種の魚の小群と混泳する形で生息してました。
その魚がこれ↓
〈ハゼ科ハゼ亜科ガラスハゼ属アカメハゼ(Bryaninops natans) 同日 同ポイント〉
この混泳が、それぞれの生存率を高める効果があるのかどうかはわかりませんが、他にもこういう混泳って見かけるから、まったく意味がないわけではないんでしょうねぇ…。
しかしこの子たちは互いに相手のことを、どう認識してるんでしょうかねぇ。
海況はまずまず、陸上も移動中の車内ではTシャツにエアコン、って好天だった節分の沖縄島です。
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エチゼンクラゲなどに含まれるタンパク質が、『変形性関節症』の治療に効果があることが、動物実験で突き止められたそうです。
変形性関節症ってのは加齢やケガが原因で歩行困難になる病気なんだとか。
これまではヒアルロン酸を関節に注射して進行を遅らせることはできても、根本的な治療法はなかったんだそう。
実験に使われたのは変形性関節症のウサギ。
エチゼンクラゲなどから採取した『クニウムチン』というタンパク質をヒアルロン酸とともに注射した結果、大きく改善したんだとか。
人の治療に役立てるために、さらに研究が進められるようです。
大量発生してやっかいもののイメージが強いエチゼンクラゲですが、近い将来そのイメージがガラリと変わったりするのかなぁ…。
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風はゆるめの南東風。快晴の空。
〈ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属 通称ピグミーシーホース(Hippocampus bargibanti ) 08年12月10日 沖縄島ホーシュー〉