Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

手づかみで(アカクセニアウミウシ)

2006-09-29 19:57:32 | ウミウシ

まだまだ日差しは鋭いですが、北よりの風のおかげで『灼熱!』ってことはなくなった沖縄島です。まあ油断するとたっぷり日焼けはしますが…。

修学旅行の高校生の体験ダイビングで、普段めったに行かないビーチに行ったら、水面のあっちでもこっちでも小魚の群れが跳ねまくってました。どうやら大型の魚に追われてる様子。波打ち際の水深10㎝くらいのところにまでも逃げてきて、勢い余って自ら打ち上げられる者も…。

で、ビーチで手づかみでゲットっとなったわけです。

魚はミズンでした。高校生達とゆっくり観察してからリリース。もちろん水中でもミズンの大群に出会えました。

海はうねりわずかにあり。空は快晴。

060929

〈アオミノウミウシ科クセニアミノウミウシ属アカクセニアウミウシ(Phyllodesmium kabiranum) 06年8月31日 沖縄島砂辺№3〉

 

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虫の声(オハグロベラ属の1種)

2006-09-25 18:07:13 | ベラ科

天気晴朗な日が続いてる沖縄島です。

今日山道を車で走ってて、信号で止まると何やら金属が擦れ合うような異音が。走り出すといったんは音が消えたんですが、ときおりかすかに聞こえたり。やばいなあ、故障か?っと思いつつ、次の信号で異音がまた大きくなったので窓を開けると、音は車が発していたわけではなく、辺り一面から響いてたのでした。

つまり、虫の声。

道中のあちらこちらの道端で、虫が盛大に鳴いていたというわけ。そう思って耳を傾けると、金属質な異音ではなく、涼しげで心地よい響きに感じたりして。そんな自分の単純さに気づいたり…。

海は、凪。気持ちのいい晴天。

060935

〈ベラ科オハグロベラ属の1種(Pteragogus sp.) 06年8月23日 沖縄島残波岬〉

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秋彼岸(ミガキブドウガイ)

2006-09-22 20:40:10 | ウミウシ

明日は秋分の日、彼岸の中日。『暑さ寒さも彼岸まで』らしいですが、まだまだ昼間は暑すぎる沖縄島です。それでも朝晩はめっきり涼しくなりましたが。

昨日ポイントの関係で朝早くに家を出たら、まだ星が綺麗に輝いてました。少し前までならもう空が白み始めている時刻だったんですが、やっぱり秋なんだなあと感じたり…。

海はベタ凪。空は晴天。

060922

〈ブドウガイ科ミガキブドウガイ属ミガキブドウガイ(Haminoea cymbalum) 06年8月23日 沖縄島残波岬〉

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思わぬ影響(アケボノハゼ)

2006-09-20 18:33:12 | クロユリハゼ科

台風13号の残していったうねりが、まだ抜けきれてない沖縄島です。恩納村からボートに乗って山田というポイントに行ってみたら、カクレクマノミがイソギンチャクのくっついてた岩ごと、3~4m移動してました。今更ながらに13号の強烈さを感じたり…。

あんなに急激に場所が移動して、あのカクレクマノミ達は大丈夫なのかなあ。今のところ元気そうでしたけど…。

海はうねりあり。空は晴天。

060920

〈クロユリハゼ科ハタタテハゼ属アケボノハゼ(Nemateleotris decora) 06年8月14日 沖縄島ホーシュー〉

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過ぎ去った後に…(アカハチハゼ)

2006-09-18 18:07:45 | ハゼ科

台風13号は、暴風域をかすめながら沖縄島を去っていきました。何でもここ十年では最強の台風だったそうで、沖縄島でも消波ブロック(いわゆるテトラ)がいくつも打ち上げられたり、本部港では建物が破損したりと、いろいろと被害がでたみたいです。それでも離島や他の場所に比べれば、ずいぶんと被害は少ないほうなんでしょうが。

個人的には、アジトの庭のバナナの木が5~6本ほどなぎ倒されてしまいました。たわわに実ってたんですが、すべてパーです。とても残念です。もっとも、うちのバナナではないんですが…。

海もまだまだ荒れていて、過ぎ去った後も13号の強烈さを感じたりしてます。

前述のとおり、海は荒れ模様。小雨交じりの曇り、時々晴れの空。

060918

〈ハゼ科ハゼ亜科クロイトハゼ属アカハチハゼ(Valenciennea strigata) 06年8月14日 沖縄島ホーシュー〉

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13号(イソコンペイトウガニ)

2006-09-14 14:59:08 | エビ・カニ類

台風13号サンサンは、願いむなしく週末にかけて沖縄島の西、東シナ海を北上しそうです。ブロックしてた高気圧が去ったので、北上コースをとるのは当然といえば当然なんですが…、まいったなあ~って感じです。

今はまだうねりも風もひどくはなく、断続的に雨が降ってるだけですが、明日から週末は大荒れになる予報です。

さて、連休は何しようかなあ…。

海はうねりあり。曇り一時雨の天気。

060914

〈クモガニ科イソコンペイトウガニ属イソコンペイトウガニ(Hoplophrys oatesii ) 06年8月23日 沖縄島残波岬〉

このカニからは、何故か宝石を連想してしまいます。それもルビーみたいな赤系の宝石じゃなくて、ダイヤモンドみたいな透明な宝石を。画像は子供サイズの個体なんですが、小さければ小さいほどこのイメージが強くなったりします。キラキラ輝いてるわけでもないのに…。

形のせいかなあ。ほらよく見るとラウンド・ブリリアントな感じに見えたり、見えなかったり?

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グァバ(サツマカサゴ)

2006-09-12 18:15:51 | フサカサゴ科

連日の局地的雷雨からようやく解放された感の沖縄島ですが、今度は台風がヒタヒタと近づいております。まあどうしようもないので、なるべく遠くをとおり、なるべく早く去ってくれることを願うのみです。

以前我が家のフルーツ天国状態について書きましたが、相変わらず続いてます。新たにグァバと自家製グァバジュースをいただきました。さっそくジュースを飲んでみると、爽やかな甘さでとってもおいし~。2Lいただいたので、当分楽しめそう。

海はうねりややあり。雲が多めの青空。

060912a

〈フサカサゴ科フサカサゴ亜科オニカサゴ属サツマカサゴ(Scorpaenopsis neglecta) 06年6月28日 沖縄島ホーシュー〉

この画像、どういう状態かわかります?

060912b

ちょっとひいて角度を変えると、こんな感じ。2個体が、噛みつきあってます。

060912c

もっとひくと、こんな感じ。愛し合っているようには見えないので、争ってるんでしょう。10分くらい観察してましたが、互いにこの状態からどうしようもないって感じでした。片方の胸鰭めくって模様を確認してる間も、このままでしたから。これって、どういうきっかけで離れることができるんだろう? 

ちなみにサツマカサゴはニライカサゴ(旧セムシカサゴ)と姿がよく似てます。でも胸鰭内側の模様(というか斑紋)が違うので、胸鰭をめくるとどちらかはっきりします。もちろん素手でめくってはいけませんが。

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水没寸前!(センテンイロウミウシ)

2006-09-10 17:04:19 | ウミウシ

このところ不穏な天気が続いてる沖縄島です。海のほうは週末までに何とか凪いでくれましたが、空のほうは早朝や午後に局地的な大雨(ときには雷雨)がほとんど毎日続いてます。

沖縄島の道は、急激に雨が降ると川状態になるところがけっこうあります。最近も、雨水を逃がすための側溝から50㎝くらい赤茶の濁流が吹き上がってたり。川状態の道を通り抜けようとしたトラックが、煙を噴いて止まったり。このときは僕もすぐ後ろを走ってたので人ごとではなく、自分の車も水没寸前でドキドキでした。

日常に意外とサバイバルな状況がひそんでるのを実感した今日この頃。

海は凪。晴れたり曇ったり雨降ったり、変化激しい空模様。

060910

〈イロウミウシ科アオウミウシ属センテンイロウミウシ(Hypselodoris maculosa) 06年8月22日 沖縄島ホーシュー〉

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横断者注意(アサドスズメダイ)

2006-09-07 17:35:21 | スズメダイ科

もう何度も書いてますが、我が家は田舎のど真ん中にあります。家のすぐ周辺はともかく、そこに至る道は夜には真っ暗になるところが多々あり。で、夜の帰り道には横断者に注意が必要になるわけです。

と言っても、それは人ではありません。犬猫の横断に出会うこともあまりありません。では何かというと、それはカニです。道路は海と森の間を走っているので、海へ向かうカニ、森へ向かうカニが横断するんです。あとオカヤドカリも。どちらも小さいので、ホント注意が必要です。まあ人間よりも、カニやヤドカリのほうがずっと迷惑してるでしょうが…。

海はうねりかなりあり。曇り空からときおり雨。

060907

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ソラスズメダイ属アサドスズメダイ(Pomacentrus lepidogenys) 06年7月18日 沖縄島真栄田岬〉

以前ミナミハコフグの幼魚を見ると甘みを感じると書きましたが、実はこの魚からも甘みを感じたりします。でもちょっと違う甘み。ミナミハコフグの幼魚のほうはフルーツ系の甘みで、こっちのほうは砂糖系の甘み。これも、誰にも共感してもらえないんだろうなあ…。

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フルーツ天国(シロブチハタ)

2006-09-04 16:51:40 | ハタ科

週末からさえない天気を引きずってる沖縄島です。降るときは激しく降るので、透明度にも影響がでたり…。風も西寄りが多かったり。まあ弱いので、大荒れになることはなかったのですが。

さてこの夏の我が家は、フルーツに恵まれております。といっても、もちろん自家栽培しているわけではありません。全部いただき物です。スイカやパイナップル、レッドドラゴンフルーツやホワイトドラゴンフルーツまで(ドラゴンフルーツって知ってます? サボテンの実です。中が赤いのと白いのがあります)。知り合いからのみならず、たまにしか行かない弁当屋でもいただいたり、この夏は食って食って食いまくった感あり。

この調子でマンゴーもどっかからいただけないかと、密かに願ってます。

海はうねりややあり。雨交じり(強雨)の空。

060904

〈ハタ科ハタ亜科マハタ属シロブチハタ(Epinephelus maculatus) 06年7月27日 沖縄島砂辺アメリカンサイド〉

画像は幼魚。ハタの子供を見ると、腕白小僧を連想してしまいます。どこが? と言われると困りますが、何となく。顔つきとか、こまっちゃくれた感じとか。あるいは成魚のイメージからの影響もあるかも。小さいのに、一生懸命堂々と振る舞おうとしているように見えるんですよ、僕には。特にこの子はそう見えたなあ。

「撮るなら撮ってみろ。ストロボが光っても恐くないぞ」

みたいな感じに…。

 

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