変わらず北寄りの風の日が続いているやんばるです。
この風は『ミーニシ』でしょうか? 少し早いような気もしますけど…。
この風のおかげで陸上は過ごしやすい日が続いています。
水面は少々パシャついていますけど…。
風は北西。晴れ時々曇。
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夏の暑い日、ダイビングのインターバルには『ひかげ』で休憩したいですよね。
さてこの『ひかげ』は、『日陰』でしょうか? それとも『日影』でしょうか?
答えは『日陰』です。
陰と影。物に遮られて光の当たらないところや目につきにくいところを陰といい、物体が光を遮ったときに光と反対側に出来る黒い形や光が反射して水面などに映る物の姿を影というのだとか。
つまり陰は場所と、影は姿形と関係が深い言葉なのだそう。だから例えば『かげに隠れる』ならそれは場所なので『陰に隠れる』となり、『見るかげもない』なら姿ですから『見る影もない』となるのだそうです。
しかしながらそもそも古代では、『かげ』という言葉はきらきらとした輝きや明滅する光、あるいは揺らめく光を意味する言葉だったのだとか。
そして後に、光そのものを意味するともに、その光に照らされるものの像や、その背後に出来る闇の部分を意味する言葉にもなったのだそう。
つまり影は光だったわけです。
それは影という漢字にも現れています。影の左側は光を意味する景という字、右側は彩りや模様に関する文字を作るさんづくり(彡)です。
だから『月影』といえば『月光』を意味し、『火影』といえば『灯火の光』を意味しますよね。
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そして『星影』といえば…
〈アゴアマダイ科アゴアマダイ属ホシカゲアゴアマダイ Opistognathus solorensis 20年5月8日 沖縄島安和〉
画像は黄色個体。
学名種小名は『ソロール島の』の意。
インドネシアのソロール島に因んでいます。
標準和名の『ホシカゲ』は、星影すなわち星の光のことで、身体に散在する白く明るい斑点模様を指しているのだそうです。