日差したっぷり、風は涼風、バランス的にはやや陽光が勝っているかな…という感じの本日のやんばるです。
風は急速に弱まり、海も急速に回復しています。
二三日は気持ちの良い青空の日が続きそうです。
風は北。晴れ。
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『刀剣乱舞』というゲームがあるのだそうで。やったことはないので詳しくは知りませんが、日本刀の名刀を男性に擬人化した『刀剣男士』とやらを集めて育てる、刀剣育成シミュレーションゲームなのだとか。
実は今日のローカルニュースでこのゲームに関することが話題になっていました。何でもこの『刀剣乱舞』に最近沖縄の刀が新刀剣男士として加わったのだそう。『北谷菜切』という琉球王家に伝来した宝剣なのだそう。
で、ニュースの内容はというと、その『北谷菜切』が今展示されている那覇市歴史博物館にいわゆる『刀剣女子』が詰めかけているのだというもの。沖縄まで、刀を見るためにやって来るのか…、すごいなぁ…。とか思ったりしたわけです。
というわけで、刀の話を…
源氏重代の太刀に、『膝丸』という太刀があります。『平家物語』によると、源満仲が作らせた太刀なのだそう。
罪人を試し切りした際に、膝まで切れたので『膝丸』と名づけられたのだとか。どこから切って膝までなのでしょうね。やっぱり頭の天辺からかな…。
その後、源頼光がこの太刀を使って土蜘蛛を退治したことで、『膝丸』は『蜘蛛切』と名を改められました。
さらにこの太刀は相伝されていき、源為義の代には、夜に蛇の泣くような声で吠えたので『吠丸』と改められたのだとか。蛇って泣くのですか? どんな声で泣くのですか? とか思えたり…。
『吠丸』は為義の娘婿に渡り、彼によって熊野権現に奉納されます。
そして1184年1月、この『吠丸』は源義経に贈られます。このとき義経は、熊野の春の山を出てきた太刀ということで、太刀の名を『薄緑』に改めたのだそうです。
『膝丸』から『蜘蛛切』、さらに『吠丸』そして『薄緑』と、その時代時代で四つもの名前を持つ太刀。こんな太刀は珍しいのではないでしょうか。
まあ、刀剣には詳しくないので、珍しいかどうかの本当のところはよく解りませんけど…。
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さて…
〈モンガラカワハギ科モンガラカワハギ属ゴマモンガラ Balistoides viridescens 19年8月7日 沖縄島安和グスク〉
画像は幼魚。
学名種小名は『緑の、緑がかった、淡緑色の』の意。
鰭の先端部が暗色であることから、かつては『ツマグロモンガラ』とも呼ばれていたのだとか。