なにはともあれ真夏日だった本日の沖縄島です。
いやぁ~もう、灼熱~って感じの日差しでした。
久しぶりの灼熱感じだったので、こんな陽光もいいなぁ…て思えたり。
ついでに綺麗なサンセットで、それもいい感じ…。
風はゆる~い南東。快晴。
〈ベラ科カンムリベラ亜科キュウセン属ムナテンベラ(Halichoeres melanochir) 11年8月11日 沖縄島新里〉
画像は幼魚。
背景はオニヒトデです。
住処は茨の家、というか体長比からいうと茨の館ってところでしょうか。
まあ、ここにずっと住んでいるわけではないでしょうが。
ダイバーには嫌われ者的なオニヒトデですが、この子にとってはとりあえずの守護者って感じでしょうか。
北寄りの風が続き、日ごとに涼しくなっているように感じるこの頃のやんばるです。
朝晩はもちろん、日中も風に吹かれてると日向にいても心地良い感じです。
ずっと続いてたうねりありな海況も、やっと落ち着いてきました。
この週末は、凪の海になりそうです。
風は北西~北。晴天。
〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科ソラスズメダイ属ソラスズメダイ(Pomacentrus coelestis) 11年8月10日 沖縄島安和〉
水中では、というか野生あるいは自然界ではあたりまえのことですが、出会うと思わずドキッとしてしまう捕食シーン。
これは食っているシーンか? 食われているシーンか? なんて撮りながら考えてみたり…。
もちろんどちらでもあるんですが。
ただ撮影後に画像を見ていると、上は食われているシーンに感じたり…。
で、次の画像だと…
〈エソ科アカエソ属ミナミアカエソ(Synodus dermatogenys) 11年8月10日 沖縄島安和〉
食っているシーンにしか思えません……。
早朝のスコールのあとは、青空がひろがる一日になった本日のやんばるです。
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琉球大学の研究グループが、沖縄島の複数箇所にて新種のナマコを発見したんだとか。
標準和名『エクレアナマコ』を提唱し、8月の沖縄生物学会誌で発表したんだそう。
その名のとおり、エクレアに似た外観のナマコです。
自身の過去画像を見直したら、2005年と2006年に残波岬と真栄田岬で撮影したデータがありました。
不明種として処理してた2つの画像をやっと同定できました。
ところでこのナマコ、食べてみたらエクレアのように甘くはなく、苦みと渋みが交じった味だったそう。
まあ、それはそうでしょう……って感じです。
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風はやや強めの北東。晴天。
〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科スカシテンジクダイ属クロスジスカシテンジクダイ(Rhabdamia cypselurus) 11年9月14日 沖縄島安和〉
スカシテンジクダイより南方系な感じの本種。当地での個体数は少ない印象です。
図鑑を見ると、スカシテンジクダイの大群にまじるとありますが、このときは本種だけで小さな群を形成していました。
涼風でも暑い…って日が続いてます沖縄島です。
日陰で風に吹かれてると気持ちいいこの頃です。
風は北東のち北西。晴天。
〈テンジクダイ科テンジクダイ亜科テンジクダイ属ウスモモテンジクダイ(Apogon gilberti) 11年7月27日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉
夏は幼魚の群が目につきます。
たいてい単一種の群ではなく、複数の種が混泳していたりします。
本種が主体の群にも……
〈カマス科カマス属幼魚(Sphyraena …?) 11年7月27日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉
こんな子がいたり。
あるいは……
〈フエダイ科フエダイ亜科フエダイ属ロクセンフエダイ(Lutjanus quinquelineatus) 11年7月27日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉
こんな子がいたり。
他にも数種が混泳してました。
色も形も違う幼魚たちが集まるのは、生存率を上げるための戦術・戦略でしょうか?
それとも、集まって泳ぐと楽しいから、とかだったりして…、なんて思ってみたり…。
さて、この群には魚以外も混泳というか混在してました。
〈テナガエビ科テナガエビ亜科ソリハシコモンエビ属ソリハシコモンエビ(Urocaridella sp.) 11年7月27日 沖縄島崎本部ゴリラチョップ〉
この群は結構な個体数だったので、彼らは忙しそうでした。