日の出から日没まで、いやそれ以前からそれ以降も、灼熱~感が拭えない本日のやんばるです。
スコールにも出会わなかったから暑く、そして暑い一日でした。
この先一週間も真夏日続き、ほとんど猛暑日な感じの予報になってます……。
風は概ね南。晴天。
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『お稚児さん』
稚児とは本来は乳児・幼児のことで、『ちのみご』という言葉が縮んだものと考えられるのだとか。
稚児にはいくつかの意味があるみたいですが(インモラルなものも含めて)、そのなかの祭りにおける稚児が『お稚児さん』というのが僕のイメージ。
お稚児さんには3つのタイプがあるのだそう。それは『よりまし型』、『舞踏・芸能型』、そして『行列型』の3つ。
よりましとは神霊が依り憑く対象物のことで、祭りにおいてそういう役割を持った稚児のことなのだとか。
例えば京都の祇園祭のお稚児さん。山鉾巡行の数日前に神の使いの位を授かったら、その後は地面に足をつけてはいけなかったり(つまり移動は全て大人が抱いてだったり)、女性とは一切関わりを持ってはいけなかったり(だから女性の作った料理も食べてはいけなかったり)、等々様々なNGがあるのだそう。つまり神様として扱われるということですね。
舞踏・芸能型は神楽や舞楽などを奉納・上演する少年少女のこと。
行列型は寺院の祭りや神社の祭り、あるいはそれぞれの行事ごとで、行列で練り歩くタイプ。このタイプが一番多く見られるのだそう。
白粉やいわゆる麻呂眉みたいな化粧をして、煌びやかな冠り物や華やかな衣装を着て少年少女が練り歩くって感じです。
稚児行列に3回出ると幸福になれるという言い伝えもあるのだそうです。
実は僕、幼い頃に1回だけこの行列に参加したことがあります。もちろん化粧されて冠り物を頭に載せられて、衣装着せられて……。
なんかもう、面倒くさかった印象しか残ってません……。
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さて、稚児といえば……
〈ハゼ科ハゼ亜科ベニハゼ属チゴベニハゼ Trimma naudei 22年6月30日 沖縄島安和〉
学名種小名は献名です。