Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

モヤウ(モヨウシノビハゼ)

2022-12-06 18:36:01 | ハゼ科

昨日の夜に強い北風が吹き、今日はめっきり冬めいた一日になったやんばるです。

風はかなり弱まりましたが、なかなかにうねりありなコンディションでした。

気温よりも水温の方が5℃ほど高かったので、エントリーすると温く感じたり……。

明日以降は少し暖かくなるようですが、今週いっぱい雨交じりの日が続きそうな予報になってます。

風は北東~東。曇ときどき雨。

■■

『模様』

図形、図柄、ありさま、様子、らしい様子などを表す言葉。

もともとは漢語で『モヤウ』だった語形が『もよう』に変化したのだとか。

漢語では図柄や様子を表したのだそう。

『今日の空模様』や『午後には雨になる模様』などの、名詞につけて物事の動向を推測する場合の用法は、日本的用法なのだとか。

『模様』と同じような意味の言葉に『紋様』と『文様』がありますよね。

3つの違いをご存じですか?

『模様』は、『紋様』や『文様』を含めた図柄の総称なのだそう。

『紋様』は、平面上に自然と出来上がった『模様』のことなのだとか。

そして『文様』は、人工的に作られた『模様』のことなのだそうです。

だから僕たちが目にする砂地の水底に波が描いた『模様』は『紋様』、つまり『砂紋』というわけですね。

■■

さて模様といえば……

〈ハゼ科ハゼ亜科モヨウシノビハゼ属モヨウシノビハゼ Echinogobius hayahii 22年10月21日 沖縄島崎本部〉

学名種小名は『林氏の』の意。

本種に最初に和名をつけた魚類学者の林公義氏に因んでいます。

本種は一属一種の魚で、共生ハゼ類と同じような環境に生息していますが、テッポウエビ類との共生関係はありません。

 

 


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