Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

petal(ハナビラミノウミウシ)

2021-11-16 19:34:41 | ウミウシ

気持ちのいい青空が広がった空模様。ポカポカとした心地よい一日だったやんばるです。

明日はドンヨリな感じで雨交じりになるかも…。それが数日続くような予報です。

今日のような晴れ空は、週末まで待たなければいけないような雰囲気です。

その週末には夏日になりそうな予報です。

風は北東。晴れ。

■■

『花びら』

花冠を構成している花葉のこと。

花冠とはまあ、僕らが花をイメージするときにパッと思い浮かぶ花の全体像で、その主要な構成要素が花びらということのよう。

もともとは葉であったのが変形したもので、だから花葉なのでしょう。

花びらは色鮮やかなものが多く、それに飾られた花は人の目を引きますね。

もちろん本来は人の目を引くためではなく、鳥や虫などの目を引くためのもの。花粉の輸送にそういうものたちの力を借りなければならないからですね。

そういうものたちを誘うために、美しい花びらで飾られた花の構造が発達したのだそう。

花粉とは生殖細胞。つまり花びらを含む花冠は、生物学的には種子植物の生殖器官なのです。

平安時代後期から、ただ花といえばそれは桜の花のことを指すのだとか。

来春にはまた賑わうかもしれないお花見も、だから生殖器官を皆で愛でているわけです。

そう考えると、不思議な気分になったりも…。

■■

さて…

〈Myrrhinidae科クセニアウミウシ属ハナビラミノウミウシ Phyllodesmium poindimiei 21年9月26日 沖縄島安和〉

学名種小名は『ポワンディミエの』の意。

ニューカレドニア東海岸のポワンディミエかな…。

『花びら』は、美しい背側突起からなのでしょうか。

 

 


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