可愛いエミリー (新潮文庫)モンゴメリ,村岡 花子,Lucy Maud Montgomery新潮社このアイテムの詳細を見る |
エミリーはのぼる (新潮文庫)モンゴメリ,村岡 花子,Lucy Maud Montgomery新潮社このアイテムの詳細を見る |
エミリーの求めるもの (新潮文庫)モンゴメリ,村岡 花子,Lucy Maud Montgomery新潮社このアイテムの詳細を見る |
「可愛いエミリー(ニュー・ムーンのエミリー)」1923
「エミリーはのぼる」1925
「エミリーの求めるもの」1927
私のいちばん好きな本。
だいたい毎年6月に読んでいる。
だからなんとなく今年も。
エミリーの誕生日が5/19だから、その日に読み始めることが多かったのかも?んで、6月に読み終わる、と。
思い浮かぶのは、高校生になった年の6月、寮のピアノがある部屋で、まだ寒いと思いながら膝を抱えて読んでいる私。
あれから18年か…やれやれ(笑)
今となっては、本当にそんなお部屋があったのかも曖昧な感じ。記憶って不思議。
少女編は、最近やってるアニメの絵を思い浮かべてみた。
けっこう、人物の描写と絵は合ってる。
風の少女、ってのはちょっとどうかと思うけど。
モードの作品を、読んだことないのもいっぱいいろいろ読んできたけど、やっぱりいちばん好き。
エミリーは私、って思える。
それから、子供(ヒロイン)の目線ではわからないところで、大人たちも活き活きと描かれている点にも感服する。
エリザベスみたいな人ってけっこう好きかもw
今回は、2作目がいちばん私の気持ちとリンクしたかな。
私は私なのに、ジミーさんとルースおばさんでこんなに評価が違うなんて、みたいなところとかね(笑)
嵐の夜や、ジョンの小屋の夜の、テディとのあれこれはもちろんよかったし♪
書く者としての思いも、やっぱり共感できるな。
こういう部分は、書く人じゃない人は、どう思って読んでいるんだろうな。
3作め。
いちばん多くの年月について書かれているのに、いちばん量が少ないのもあり、あまり重きを置いてなくて、ここ数年、けっこうさらーっと流して読んでたんだけど、今回、いろんな言葉を注意深く読んだ。
自然の描写が、ここでも素晴らしいなぁーと思った。
心の揺れ動きなんかも、とっても繊細に描いていて、やっぱりすごいなぁーと思った。
毎回思うけど、カーペンター先生の臨終の言葉、これは、私に言ってくれたのだと勝手に思ってるw
今回は特にね♪
批評についても同じことが言える。
同じ作品でも、素晴らしいと言う人も、くだらないと言う人もいる。
ならば、自分の好きなように、自分が納得する形で出すのがいちばんいいじゃないか。
ただ、訳者の最期の訳業であったこともあり、ほとんど直訳みたいな表現が多かったのがとても気になったから、違う人の訳でまた読んでみたいねー。