放散する連想の世界を暗示する 2012-03-15 00:12:38 | 本 寺田寅彦「夏目漱石先生の追憶」 ===================== 『自分は「俳句とはいったいどんなものですか」という世にも愚劣なる質問を持ち出した。それは、かねてから先生が俳人として有名なことを承知していたのと、そのころ自分で俳句に対する興味がだいぶ発酵しかけていたからである。その時に先生の答えたことの要領が今でもはっきりと印象に残っている。 「俳句はレトリックの煎じ詰めたものである。」 . . . 本文を読む