観測にまつわる問題

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安倍カラーを発揮できるか試金石

2012-12-20 00:29:52 | 日記
安倍総裁と憲法 改正要件の緩和に力注げ

>96条改正を先行させる理由を、安倍氏は「3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば、国民が指一本触れることができないというのは、あまりにもハードルが高すぎる」と説明している。

安倍氏の政策で特に期待したいのは、憲法改正だ。安倍氏に意欲があるし、戦後一度も手をつけていないという異常事態を、ここで何とか改善してほしいところ。改憲勢力で衆参3分の2の可能性がないとは言わないが、やはり高いハードルは超える努力をしなければ、棚ボタでは超えられないと思った方が良い。課題は2つ。

①公明党や(いれば)自民党内反対勢力など連立枠内での反対派の説得。

>公明党は現行憲法に環境権を加えるなど「加憲」を掲げている。加憲は護憲ではない。目指す加憲を実現するためにも、96条改正が必要ではないか。

公明党は補正予算案に前向きという(自民党もだが)。自分は財政重視なので、正直出来るだけ使って欲しくないが、どうせやるなら、補正予算案を交渉材料にするぐらいのことはすべきだ。公明党が望むものを交渉材料にしなければ、公明党が嫌がることをやってもらうことなど出来まい。何処まで、安倍氏が改憲に本気かだ。96条改正ぐらい飲ませられなければ(賛成しないまでも積極的に反対しなければいい)、ハッキリ言って、安倍氏の指導力が疑われる事態と言えるだろう。連立相手の公明党にリベラル色があるのは周知の事実。安倍カラーを出せるか否か試金石と言える。

②民主党の協力を何とか仰ぐ

問題は参議院。参議院選をただ待つとすれば、感心できない。自民と民主で3分の2に達しているのだから、96条改正だけでも民主党の協力を仰げばいい。民主党には国民の厳しい審判が下ったが、連立を組むわけでもなし、安倍氏の持論たる政策のひとつを通すために、民主党の協力を仰いで、国民が怒ることはないと思う。民主党は求心力が無くなった状態だが、政権相手に交渉材料をひとつ持っておくということは悪い話ではないはず。これも交渉次第だ。

他の改憲は次の選挙の争点にでもすればいい。何とか粘り強く交渉し、決められる時に決めてしまうことだ。