観測にまつわる問題

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日本の右左、神学論争は避けるべき

2017-01-01 00:34:00 | 政治システム・理論
保守速が安倍首相がリベラルと纏めていたので反論めいた記事

日本の右左をざっくばらんに言うと、産経や読売的なのが右で、朝日や毎日的なのが左ということで、間違いありません。これは非常に簡単な話です。右とか左とか相対的なものですから。右が大体自民支持で、左が大体民進(や社民・共産)支持という理解もそう間違っていないでしょう。右はこうあるべきとか左はこうあるべきとか何処かの教典に書かれている訳ではありませんから、大体のイメージはあるとしても、実際問題の用をたすには、相対的な理解で十分な訳です。

平等が左で不平等が右とかいうステレオタイプの見方をすると、日本人自体が左の民族になるでしょう。格差少ないですから。ですが、競争しないのが左で競争が右というステレオタイプの見方をすれば、日本人は右の民族になるでしょう。大体が2つに分ける2元論的な考え方ですから、あるところで右あるところで左は避けられないと思います。

移民が左で反移民が右とするなら、移民で出来たアメリカに右はいないということになるでしょうし、小さな政府が右、大きな政府が左とするなら、アメリカ以外にちゃんとした右がいるか疑問です。右左に分けるのは、実際問題大体二つに分かれているから、便宜上大雑把に分けているだけの話で、細かい基準を持ち出すと、訳が分からなくなることは間違いありません。現実は複雑で何でも2つに割り切れるわけではありませんから。それでも大雑把に右の人と左の人に分けると分かり易くなるからそうしている訳です。産経読んでる人は慰安婦問題で日本の濡れ衣説で朝日読んでる人は日本酷いことした説なんだろうってね。それでまぁ当たらずとも遠からずな訳で、必ずしも正確でないから、分類しないというなら、それは全く実際的でない訳です。

定義論争を始めると、護憲だから保守で、改憲だからリベラルなどとへ理屈捏ねる奴も出てくる訳ですが、それは通りません。憲法自体がリベラルな場合は、改憲が保守を意味するからです。

保守速報が極右なのは分かっていますし、それが存在価値だと思いますから、別にそれでいいのですが、選挙で選ばれる日本の代表たる政治家をその基準であれは右左と分けてもあんまり意味はないと思います。少なくともこれまで極右的な政党が日本において支持を伸ばしたことはありませんから。一方で消極的支持でも安倍首相を支持して、日本の左派を揶揄する記事もありますから、現実が見えていない訳でもないのでしょう。

安倍首相や自民を左として、日本に右を創ろうなんて運動があるとすれば、それに意味はないとは思いませんが、彼らの考える右そのものの政党なんて、実績的に結局支持は伸びないと思いますがね。それって物凄い革新なのも皮肉ですが。

これは中国といった「共産主義国」には当て嵌まらないのですが、マルクス主義を左で反対する(これまで通りでいい)のが右というのが、世界的には分かり易い分け方かなとも思います。それほどマルクス主義というのは世界に影響を与えた訳です。自由主義陣営と社会主義陣営、それに対するシンパというのがいた訳です。左のご本尊は経済競争に敗れてお亡くなりになりつつありますがね。

バーク的な保守なら、自民支持は保守の知恵でしょう。これまでの統治経験に期待している訳ですから。

まぁ最初に言った通り、分け方なんて、実際問題、日本の現状を見てざっくばらんでいいよと思います。理念型の人には、物足りないかもしれませんがね。理念型の人が当たる可能性もあると思いますが、筆者には疑問ですね。

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