観測にまつわる問題

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沖縄で自民党が2議席確保でき正直ホッとしました

2017-10-23 21:44:57 | メディア
<社説>「オール沖縄」3勝 それでも新基地造るのか(琉球新報 2017年10月23日 06:01)

>米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を拒否する民意の根強さを改めて証明した。安倍政権が県民の意思を今後も踏みにじることは許されない。

>前回2014年の全勝には及ばなかったものの、1~3区で辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力が当選、当選確実とした。辺野古新基地を容認する自民党は1議席を獲得したが、3氏は選挙区で落選した。

>沖縄選挙区の最大の争点である辺野古新基地建設に反対する民意が上回ったことは、安倍政権の強硬姿勢に県民は決して屈しないとの決意の表れである。

自民党議員は選挙区で1議席確保。比例でもう1議席。それほど自民党と外交安全保障スタンスが異ならない維新の候補も1議席比例で沖縄の議員が選出されました。維新の議員は得票数が少なかったですから、比例制度を上手く利用したテクニカ1ルな議席取得だとは思いますし、辺野古移設に関する見解も良く分からないところもありますし、与党候補でもないんですが、比例の自民党候補は接戦でしたし、事故が立て続けに起こって逆風が吹く中、沖縄とのパイプになる議員を2人確保できたことに、ホッとしたというのが正直なところです。

琉球新報さんには残念なお知らせですが、安倍政権はキッチリ信任されましたので、辺野古推進が(沖縄を当然含む)日本の民意ということになりました。外交安全保障政策は国の領分です。トランプ米政権ともパイプもシッカリしていると思いますし、基地問題は安倍政権に任せてほしいと思いますね。政策転換を促すのなら、辺野古移設に少なくとも消極的な公約を掲げる政党が政権をとるしかないと思います。どうしてもと言うなら非常に残念ですが、またの機会に頑張っていただければ。ちょっと怪しく見えていますから指摘しておきますが、沖縄県は独立国じゃないんですよ?安倍政権も懐は深いと思いますから、沖縄の方の声に真摯に耳を傾けはするでしょうが、最終判断は国が行うしかありません。そこのところは認めてほしいと思います。

>国土面積の0・6%の沖縄に、在日米軍専用施設の70・38%が集中していることはどう考えても異常である。米軍基地を沖縄に押し込めることは、沖縄差別以外の何物でもない。

わざわざ沖縄に米軍施設を集めたなら、確かに差別的かもしれませんが、本土復帰は沖縄の意志でしたし、復帰した時には米軍基地だらけでした。努力が十分でなかったとあるいは沖縄の人は言うかもしれませんし、あるいはそうなのかもしれませんが、日本政府が基地の沖縄偏重に対して何もしなかった訳ではありません。今となっては中国が進出し始めて、安全保障政策上、沖縄から米軍基地を動かし難くもなっていると筆者は思います。まだ中国が大人しかった頃ならまだしもなんですけどね。日本の領土を狙う敵がウロウロし始めているこのご時勢にガードマン出て行け!ではスパイと疑われてもしょうがないんですよ?そんなに米軍基地が問題と思うなら、中国がまだしも大人しかった頃に言ってほしかったと思います(あるいは言ってましたら申し訳ありません)。

>国は迷惑施設の米軍基地の国内移設を打ち出せば、反対運動が起きると懸念しているにすぎない。それをあたかも普天間飛行場の返還には、辺野古新基地建設が唯一の解決策であるかのように偽装している。県民の多くはそれを見透かしている。

筆者は米軍基地を迷惑施設扱いするのは問題だとは思いますが、確かに移設を推進すると移設先では反対意見が出てくるのは確かなことだと思います。でも辺野古は地元は大勢受け入れていますよね(広い名護市では反対も多い)。人が少ないところの方が基地は受け入れられ易いとは思いますが、沖縄ほどじゃないにしても日本も人口過密気味ですから、中々移設先の適地はありません。大体が地政学上沖縄から動かしたらあまり意味がないと思います。現実的に基地負担の軽減を考えるなら、辺野古移設がベストで安倍政権は沖縄の方々の声を真摯に聞きながら、移設を進めていくと思います。

>憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と明記する。この権利を県民は享受できていない。米軍基地から派生する騒音被害や墜落事故、米軍人・軍属の事件事故が後を絶たないためだ。

米軍人を事件事故を起こす犯罪者として扱うのは適切だとは思えませんね。米軍人がいると健康で文化的な最低限度の生活が営めないというかのような決め付けはちょっと酷すぎやしませんかね?

>国の移設計画は老朽化した普天間飛行場の代わりに米軍に最新鋭の基地を与えるものでしかない。米軍機は県内全域を飛行し、深夜・早朝にかかわらず訓練する。新基地建設は沖縄の負担強化につながるだけで、負担軽減になることは一切ない。

市街地にある普天間から言っちゃなんですがわりと辺鄙な辺野古に基地が移れば、どう見ても負担軽減になると思います。ちょっと言っていることが良く分からないですね。新基地建設と言いますが、新基地を建設した分だけ基地を増やすという計画にはなっていません。

>沖縄選挙区で自民党候補が当選したのは2012年衆院選以来、5年ぶりである。その時は3氏が当選したが、普天間飛行場の県外移設を求めていたことが大きい。

当時の自民党の公約を確認しましたが、在日米軍再編に触れていますから、県外移設の期待はあったのかもしれませんね。ただし、抑止力の維持と負担の軽減の両立も明記されています。在日米軍再編の話がどうなっているかはアメリカのことですし、筆者には良く分かりませんが、達成できなかった公約があるとしたら、残念な話です。それもあって自民党が沖縄で厳しい批判をいただいたのかもしれませんね。負担の軽減は結局辺野古移設や訓練移転、訓練場の返還で着々と進めています。抑止力の維持は沖縄があまり言うことはありませんが、これも大切で忘れてはならない視点です。そのことを沖縄の人に理解してほしいと思います。国を失う(沖縄も勿論日本の一部です)訳にはいきませんからね。残念ながら理解の少ない政策も時と場合によっては必要な時があると筆者は思います。

>自民党候補も沖縄の政治家としての在り方を考えるべきだ。沖縄の将来を見据えて党の政策を変えさせるのか、それとも党の方針に従うのか。政治姿勢が厳しく問われていることを自覚してほしい。

自民党だから投票してくれた沖縄県民が結構いたからこそ何とか2名沖縄から議員を確保できたんです。自民党候補が自民党を裏切ることは自民党を認めて投票してくれた沖縄県民に対する裏切りに他なりません。当選した側から公約破りを勧める琉球新報の姿勢は有権者を愚弄しています。自民党公約には辺野古移設は明記されており、沖縄県民が辺野古移設絶対反対なら、議員を2人確保することは不可能でした。沖縄県民だって当然自民党の公約に辺野古移設が明記されていることは知っていたはずです。まさかそこから沖縄県民を疑っている訳でもないんでしょう?琉球新報こそ沖縄の方々の判断・決断を十分理解し尊重するべきだと思います。

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