観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

放送法第四条二改正案

2018-03-30 17:34:47 | メディア
放送法の「政治的公平」撤廃を検討 政府、新規参入促す(朝日新聞 2018年3月24日08時19分)

この問題はいろいろ議論されていいと思いますが、筆者は4条1の改正案を提案したいと思います。まず放送法4条を確認し、それぞれコメントした後で(筆者のツイッター投稿をまとめています)、改正案を提起したいと思います。これは必ずしも撤廃案に反対する意図ではありませんが、議論が収束しそうな気もしたので、とりあえず自分が理解できる範囲で問題提起するものです。

放送法(e-Gov法令検索)

>第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
>一 公安及び善良な風俗を害しないこと。

安倍首相が公安や善良な風俗を害することを考えていると思っている人もいないでしょうが、 説明不足のところはあるかもしれません。エログロをテレビで少なくとも無料で垂れ流すということは全く考えていないはずです。

>二 政治的に公平であること。

具体的改正案は第四条2を検討した後に提示します。

>三 報道は事実をまげないですること。

事実を曲げないことと言うのも望むところでしょう。安倍首相は朝日に事実ではないと怒っている立場です。事実や事実に基づかないことを広める意図はないと考えます。

>四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

多くの角度から多様な論点を明らかにすることも反対のようには思えません。寧ろ杓子定規の護憲的角度一辺倒の一部マスコミの論調に対抗する意図があると思います。

>2 放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送等の放送番組の編集に当たつては、静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を視覚障害者に対して説明するための音声その他の音響を聴くことができる放送番組及び音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組をできる限り多く設けるようにしなければならない。

第4条2は現状で守られているように見えません。総務省は野田総務大臣になってから視聴覚障害者等向け放送に関する研究会で議論を始めており、安倍首相はその意図があって野田総務大臣を選んでいるように思えます。

守られていないなら、撤廃して新しい法律をつくるのも一案ですが、撤廃せずに改正や付け加えで対処することも考えられます。とにかく頭ごなしに反対しないことではないでしょうか?

では、四条二の改正案ですが・・・「政治的に公平であること。ただし立場を明らかにし、それに基づく時はその限りではない。」です。これなら、左翼でも反権力でも右翼でもリベラルでも保守でも反自民でも親米でも反米でも反安倍でも自由自在です。明らかに偏っているのに、公平を謳うのが不味いのではないでしょうか?事前にその辺を明らかにしてくれたら、勘違いしてしまう人もでにくくなるでしょうし。

どうチェックして実効性を持たせるのかって?罰則をつけないんだったら、どうでも良いのではないですか?所詮は事実上空文化した理念規定です。ですよね~朝日さん!

また、筆者はお金を出してくれるのであれば、そして安全保障政策上問題がない国であれば、外資規制を緩やかにしてもいいとは思っていますが、仔細に検討した訳ではありません。

なんぼなんでも憲法とか北朝鮮とかロシアと中国とか経済とかTPPとか貿易摩擦とかそういう重要な問題を置き去りにして、テレビは政局で遊びすぎじゃないかな~って筆者は思っています。まぁ見てはないんですけどね。ワイドショー。ネットで見かけた話によるとです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿