僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

ホトトギス

2010-05-25 23:32:22 | 生き物
ホトトギスは、カッコウ目 カッコウ科に属する鳥で、鶯(ウグイス)などの巣に托卵するチャッカリ者です。
昔から文学書などで杜鵑、時鳥、子規、不如帰と漢字表記し、全てホトトギスと読みます。



ホトトギスは、その鳴き声を、清少納言が「いうべきかたなし」と激賞し「何とかして鳴き声を他の人より早く聞きたいものだと眠らないで待っていた」と書いたほど夢中になった名鳥なのです。

その鳴き声は「天辺懸けたか」のように聞こえると昔から言われますが、実際は
キョキョ、キョキョキョ、といった具合に聞こえます。

ホトトギスというと植物学者は、ユリ科の野草を思うかもしれません。

晩夏から秋にかけて咲く花で模様が鳥のホトトギスのように斑点があるのでその名が付きました。

また明治文学専攻の文学者は、徳富蘆花の小説「不如帰(ほととぎす)」を考え、俳人は高浜虚子の雑誌「ほとゝぎす」を思うでしょう。






それほどホトトギスは人々に愛されてきたのでしょう。

Eric Clapton / Layla

2010-05-25 11:32:09 | 音楽

邦題は「いとしのレイラ」
エリック・クラプトンが友人ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドに恋をしてしまい
その私的感情と懊悩を前面に出した曲。


パティ・ボイドがエリック・クラプトンと再婚してからも
生涯ふたりの友情は変わりませんでした。