徳島県の海陽町と高知県の東洋町という県をまたぐ間に第三セクターの阿佐海岸鉄道があります。
県をまたぐという事で、距離は長いように思われますが駅は、海部駅、宍喰駅、甲浦駅、と3駅しかなく総延長8.5kmの小さい鉄道です。
過疎と過疎を繋いでいるため採算性が悪くあまり良いニュースがありませんでした。
ところがニュースでDMVを20年までに導入するとのこと。
DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、マイクロバスを改造して線路を走るための車輪を取り付けることによって線路と一般道路を走行できます。
この改造だけでも高額になると思いますが何と!17年度に発注して19年度中に試験走行を始めるとのこと。
これにより近い将来、甲浦駅から室戸市まで結ぶか具体的なルートは未定ながら観光にも期待がもたれ面白い存在になるのではないかと思われます。
この阿佐海岸鉄道には思い出がありまして、私が入社間もない頃にJR四国から事業譲渡され第三セクターとして発足し列車無線の工事で現地に何度も足を運んだ思い出があります。
富士山周辺では、水陸両用バスがあり観光用途として大いに活用されています。
海洋町や東洋町は海が奇麗で大自然が一杯の場所ですから、うまく観光と結び付けるとDMVで町おこしが可能になるのではないかと思われます。
バスなのに線路を走って、列車なのに道路を走る!
面白いですね!
阿佐海岸鉄道HP http://asatetu.com/