金融機関主催の講演会に行きました。
講師は良くテレビに出ている方です。
演題は、「どうなる日本経済のゆくえ」です。
アベノミクスは破綻した。
そもそもアベノミクスとは、円安基調に誘導し輸出関連企業(大企業)を儲けさせ利益を生み、それに関連する下請けや孫請け企業の利益増による賃上げで日本を盛り上げる流れでした。
ところが、大企業は儲かっているが世界との競争に負けないために、なかなか下請けなどからの仕入れUPが出来ない事が判明。
ようは、大企業が儲かったら日本の大多数の中小零細企業が儲かる事はなかったのです。
昨年からアベノミクスを大幅変更し1億総活躍社会に切り替えた。(マスコミは大きく騒いでいない。)
共働きをし易い環境にする。(現在共働きに有利な優遇税制に改定中?)
高齢者の呼び方を変更。
現在は65~74歳が前期高齢、75~84歳が後期高齢、85歳以上が超高齢。
それを厚労省が、65歳~74歳を准高齢者、75歳以上を高齢者と定義を変えようとしています。
従来の定義は1950年代につくったもので、それから寿命が20年程延びています。
日本人全員が過ごしやすく働きやすい環境にするために、保育所などの無償とか、介護に携わる方の賃金値上げとかの動きがあります。
この流れの中で、女性の社会進出が目立ってきており大手紳士服店では、女性のスーツは4月~8月とリクルート用でしか販売してなかったが年中売れる事が判明したため女性専用スーツ販売店をオープンしました。
男性用スーツは売り上げが年々落ち込んでいたが、女性用は右肩上がりだとのこと。
また、京都の大衆中華店では、オフィス街にお洒落な中華料理店を出店し連日大盛況だとのこと。
このように全ては繋がっているので、そこに新たなビジネスチャンスがあります。
同じような事をしてもダメで、時の流れを読み新たなビジネスチャンスをつかんでほしいと締めくくりました。
当社として何が出来るのか?
考えさせられる講演でした。