先週の火曜日は、前の晩から準備播但にして、早く寝ようと思ったけれど
矢張り何時もと同じような時間に布団に入りました。
まるで翌日遠足に行く子供の様な心境です(^^)
でもやっぱり頭は、ちゃんと起きて高速バスに乗れるだろうか? ワンコは大人しく留守番できるだろうか?
息子はちゃんとシッコ散歩連れて行ってくれるだろうか等々考えているうちに、五時前に眼が覚めました。
7時に家を出発車で高速バスの乗り場まで45分、車は何時も止めている近くで駐車。
待つこと5分で空港行きバスが来た。
後は空港まで只のんびり乗っていればよいだけ。
空港についてから地下鉄に乗り、平日の10時前と言うのに乗客の多い事か。
うんうん、 なるほど インバウンドの方々か、死体でも入っているのでは?
って思うようなスーツケースがずらりと並び、小さなバックを持っているのは日本人。
久し振りに寿司詰電車に乗りました。
地下鉄を出て地上に出ると、博多座の入り口に直結です。
11時開演なのに大勢の観客でビックリ何時もより早い入場でしたが
客席には暫くは入れませんから、早速御弁当とお土産を購入しました。
(桜餅は別売りの物です)
一昨年に購入した長崎県産アナゴの押しずしが欲しかったのですが
残念ながら無かったので、春らしい綺麗なお弁当にしました。
これだけでもテンションが上がります、一年に一度の心の贅沢です。
開場の時間が来たので、席に付きました。
一月か12月だったか忘れましたが、先行発売の折スマフォ片手に頑張って
チケット確保したのだけれど、前から11番目の席でした、但し端っこは良かった。
先行発売でも良い席が確保できる訳でも無いのに、手数料300円別途必要です。
開始から終演まで約3時間半、アッと言う間に終わってしまいました。
千穐楽独特のアンコール拍手、鳴りやまず6回~8回位カーテンコールを
して頂いた様な気がします。
歌舞伎を見始めて22年位になりますが、はじめての事でした。
千穐楽だから一寸違うと言う事は無いと思うけれど、期待を込めて
お金と時間に余裕がある時は、はじめの頃に一回観て二回目は千穐楽と決めています。
今回は今まで観たことの無い 最高の千穐楽でした。
観客も総立ち、但し幕が下りた途端、席を立ち帰ろうとしたのは、殆んど男性方でした。
アンコールがあるのを知らなかったのか早く出たかったのかは分かりませんが
実に勿体無い事でした。
17年前に劇シネを観て、その迫力に魅せられDVDを買い、時々観ていました。
昨年の二月博多座に行った時来年の二月博多座で 朧の森に棲む鬼 が
上演されると知り、一年 待っていました。
お蔭様で興奮冷めやらぬ状態で一週間過ごしましたが、パンフレットを見ると
マタマタ思い出して心が躍ります。
日々の暮らしは慎ましくしているつもりですが、
一年に最低でも一度の歌舞伎鑑賞は私の心の贅沢だと思っています。