ラヴリーを探して・・・

ラヴリー:美しい、素晴らしい などの意

いかに楽(ラク)して楽しく遊ぶか。それが私のテーマ。

野生の王国

2005-09-09 | Weblog
憧れの田舎生活を始め、土地柄以外に驚いたことがある。
それは、深い山間の土地ではないのに、夜になると野生動物が出没すること。

さすがに熊は見かけたことはないが、国道から少し入った道では、キツネ、タヌキ、イタチを見かける。
その辺を散歩している猫のように、普通にキツネを見かけるのだ。
むしろ、猫はほとんど見かけない。

実際には、畑の作物被害も多少はあるので、嬉しいことではないが、野生の動物を観察できるのは楽しい。
見慣れない野鳥も飛んでくるので、野鳥図鑑も買った。
家にいながら、バードウォッチングもできるのだ。

それこそ、引っ越した当時は、トンビが飛んでいるだけで、
「トンビだ!トンビだ!」と大騒ぎしていたが、今ではキツネを見ても、「なんだキツネか」と思ってしまう。

地元の人しか通らないような道になると、鹿も見ることができる。
白いガードレールに止まっている、ふくろうも見る。
「あのふくろう、ビックリした顔してたよ」と言うと、「ふくろうは元々あんな顔だよ」というツッコミが入る。

国道を車で走っていても、脇にある土手から、猪が落ちてきたこともある。

これを友人や家族に言うと、どんなとこに住んでんの?と言われるが、実際に遊びに来てもらうと、意外に住宅地なのでみんな驚く。

車で10分ほど走ったところに、「野生の王国」と呼んでいる(もちろん個人的に)道路がある。
夜7:00以降に通ると、90%の確立で、野生動物を見ることができるからだ。

クネクネした、対向車がすれ違うのが困難な憂鬱な細い道も、動物を探しながら走ると、なんだか楽しくなる。
ライトに照らされ、キラッと光る目を見つけると、嬉しくて仕方ない。
私にとって、夜の田舎道、峠道は、密かな楽しみとなっている。

この『野生の王国』は、冬季は通行止めになる。
また違った動物に会えそうなのになぁ。惜しい!
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野生の王国(プロローグ)

2005-09-09 | Weblog
3年程前、憧れだったこの県に引っ越してきた。
大きな県だが、面積のほとんどが山地で、県庁所在地のある市でも、なかなかの田舎。

田舎に来て、洗練されたお洒落なもの求めるのは、お門違い。
わかっちゃいるが、ここまで無いとは思ってもいなかった。

なので、ファッション系などの買い物は、旅行や実家に行ったついでにすることがほとんどだ。
しかし、ずっとこの地に住んでいる人は、ココしか知らないので、十分満足しているようだ。

私には、県庁所在地のある市よりも、観光地のある村・町が一番発展しているように思える。

1週間や2週間滞在しただけではわからない、実際に住まなければわからないようなこともある。
馴染むまで一番苦労したのは、車の運転。
タイミング(全てにおいての)が、おかしい。
運転が荒いとか、乱暴だとか、そういう話ではない。

これは、他県から来た人じゃないとわからないようだ。

それぞれの地方に、若干のローカルルールがあるのはわかる。
私はこれまで、3つの県(それぞれ違う地方)に住んだことがあるが、ここまでおかしいのは初めてだった。
そもそも、交通ルールにローカルルールがあるのも変な話だが。

3年目にして、ようやく慣れた。
が、私はそんな運転は絶対にしない。

とまぁ、田舎生活は度肝を抜かされたことが多々あるが、憧れだった山に囲まれた生活を手に入れ、満足していることの方が多い。

そして、思ってもみなかった、田舎ならではの密かな楽しみも見つけた。

(つづく)
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