「ササユリが咲きだしたよ、早くおいで」
緑の木立に吹く風の爽やかなこと、
風に揺れるササユリのやさしい色・・・
ユリのそばにはポールが立っています、
「80本位立てたよ、草と一緒に刈り取らないように目印に」
花のつかない小さな苗にも目印のポールがあります。
種から7年近くかかって花を咲かせるササユリ、
やさしいおじいちゃんに見守られ、甘い香りが漂います。
「あっ、ここにも生えているよ」踏まないよう足元見ながらの散策です。
昔はこんな光景がいたるところで見られたのに・・・
こんなに大きい「朴の木」ビックリです。
根元から4本に分かれ、上へ上へ、
思う存分伸びて、大きな葉に夏の陽射し、
可愛い小苗が何本か育っていました。
「イチヤクソウが咲いているよ」
初めて見る花、この林に可愛い山野草がお似合い。
4月に訪れた時は、モクレンの白、桜のピンクと華やかだった山が
今は緑にあふれています。
モクレンのこんもり丸い葉も見ごたえがあります。
おじいちゃんの若い頃植えたモクレン、
愛知から20本の苗木をバイクに積んで運んだのがスタート、
60年、還暦を迎えた木の風格、
力強く生きていくことを教えてくれているようです。
この敷地には獣害対策のフェンスが張り巡らされています。
その枚数800枚、1600Mに及ぶそうです。
3年前、おじいちゃんとおばあちゃん二人で作業をされたそう。
「すごい!」もう言葉がありません。
ここに来ると、
おじいちゃんご夫妻の笑顔、前向きな姿勢、
見事な樹々たちの活力をいっぱい頂いて、
日々の些細なことに一喜一憂している自分を反省させられます。
今日はYukiちゃん夫妻と一緒にお訪ねしました。
そして、緑の山を楽しませて頂いた後、
花菖蒲やユリが見頃のYukiちゃんのお庭へおじいちゃんご夫妻を案内。
お花が繋いでくれる人と人の輪、大切にしていきたいですね。
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