A《差別とは、相互行為が起こらないこと。》
「相互行為」が起こらないのはなぜか、「分けられた世界」で暮らすから。
「お互いに見える姿で、成長することがないから」
だから、「成長」していないように見える。
だから、同じ人間ではないように間違えてしまう。
言葉がない子どもには、心もないように間違えてしまうのは、
その人が、「分けられた世界」で大人になったから。
言葉がない子どもには、言葉がないだけであって、他に無限の豊かなコミュニケーションと心を表す手段があることを、見たことがないからわからない。
B《差別とは、相互行為が起こらないこと。》
「コミュニケーション障害」とは、「相互行為」が起こらない状態を指します。
「コミュニケーション障害」とは、「個人」を指す言葉ではありません。
なぜなら「コミュニケーション」とは「お互い」だからです。
コミュニケーションの前にコミュニオンがあるのだとすれば、コミュニケーション障害はその「相互行為を育むコミュニオン」がないことが、障害の原因です。
障害を取り除くには、一方の子どもを分けて訓練するのではなく、同じ場所で、相互行為が起こるような地域、学校の在り方を考えることです。
最新の画像もっと見る
最近の「分けられること」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- ようこそ就園・就学相談会へ(504)
- 就学相談・いろはカルタ(60)
- 手をかすように知恵をかすこと(29)
- 0点でも高校へ(393)
- 手をかりるように知恵をかりること(60)
- 8才の子ども(161)
- 普通学級の介助の専門性(54)
- 医療的ケアと普通学級(90)
- ホームN通信(103)
- 石川憲彦(36)
- 特別支援教育からの転校・転籍(48)
- 分けられること(67)
- ふつう学級の良さは学校を終えてからの方がよくわかる(14)
- 膨大な量の観察学習(32)
- ≪通級≫を考えるために(15)
- 誰かのまなざしを通して人をみること(134)
- この子がさびしくないように(86)
- こだわりの溶ける時間(58)
- 『みつこさんの右手』と三つの守り(21)
- やっちゃんがいく&Naoちゃん+なっち(50)
- 感情の流れをともに生きる(15)
- 自分を支える自分(15)
- こどものことば・こどものこえ・こどものうちゅう(19)
- 受けとめられ体験について(29)
- 関係の自立(28)
- 星になったhide(25)
- トム・キッドウッド(8)
- Halの冒険(56)
- 金曜日は「ものがたり」♪(15)
- 定員内入学拒否という差別(97)
- Niiといっしょ(23)
- フルインクル(45)
- 無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし(26)
- ワニペディア(14)
- 新しい能力(28)
- みっけ(6)
- ワニなつ(351)
- 本のノート(59)
バックナンバー
人気記事