《孤立させ、無力だと思わせ、透明にする呪い》
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子どもが「いないこと」にさせられ、「透明」にされてしまう社会では、「透明」にされた子がどうしていいかわからないのはもちろんのこと、その子を助けたいと願う大人がいても出会うことができなくなる。
そして、出会ったとしても、今度は「どうやって助けていいか、分からない」と困ることになる。
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《孤立させ、無力だと思わせ、透明にする呪い》をかけられた私たちと子どもたち。
たとえば、ふつう学級から分けられ、地域から分けられ、透明にされる私たちと子どもたち。
引きこもりや、ハイティーンサポート、ヤングケアラーの支援など、「助け方が分からない」という声は日ごとに大きくなる。
共通するのは、《孤立させ、無力だと思わせ、透明にする呪い》をかけられた私たちと子どもたち。という点だ。
【《対象外》の助け方は「分からない」という法則】ともいう。