Halの冒険 （７）

≪０６年５月・・Hal＝３年生≫

≪妹≫
これから学校行ってきます。
Halも一緒に行くって言ってるんだ。
行くと先生がマンツーマンで遊んでくれるの知ってるから(^^ゞ

Halに対しての心配はさー、
読み書きとか確かに心配だったりするけど、
なんとかなるだろう…くらいな感じ。

言葉を操るのが得意じゃないから、
気付いてあげられてないんじゃないかとか、
何か聞いても本人が『わかんない』で済ませちゃうから、
分からないのが分からないってのは、心配かな。

でもHalは、素直で優しくて気配り出来る人だから、
普段の生活に何も問題も心配もないのよ。
そののんきさが一番問題かもー(>_<)
また何かあったらメールしますね。


≪妹≫
昨日、ものすごく元気なHalを見て先生たちは、
『不登校当初からこんなに元気なケースは初めてです』
と言ってました。

そう言われると、悪いことって言うか、
親がもっとがんばって登校させないといけないのかと思っちゃった。

学校側は、担任は、毎日でもHalの顔を見に来たいとか。
お母さんと一緒に相談室で過ごすだけでもいいから、
一時間でも学校に来るようにとか。
そういう努力をしないのは、親として怠慢ですって、
やんわり言われて、
学校に一緒に行こうと誘わなきゃいけないのかなーと、
心が揺れます。

Halは、昨日楽しく過ごしたので、
また、たまには学校に行ってもいいと言ってます。
でもそれは、Halが自分から進んで行くって言うまで待つのか、
今日どうするって聞くのがいいのか、
その辺はどうなんでしょう…。


≪私≫
『不登校当初からこんなに元気なケースは初めてです』というのは、
向こうはそう言いたくなるだろうね。

でも、どうして元気かといえば、
基本的にちゃんと『甘やかすことができているから』
なんだけどね(^^)v

だから、
『親がもっと頑張って登校させないといけないのかと思う』のは、
おバカさんだぜ(;￣▽￣)

だから、担任が、『毎日でもHalの顔を見に来たい』のは、
Halのためというより、『学校にこさせるため』に聞こえるから、
気をつけないとね。

『お母さんと一緒に相談室で過ごすだけでも』と言いたいのは、
それが、出席扱いになったりするからだし、
学校はちゃんと対応してる形にしたいからとしか思えないけどね^^;

そうした大人の思わくとは別に、
Halが『たまには学校に行ってもいい』と言ってるなら、
行かせてみればいいさ(>_<)

ちょっとくらい無理させても、行ってみて嫌な思いをしてきても、
それでHalがどうするのか、
その時々のHalの気持ちを聞きながらやっていけばいいんじゃないのかな。

Halの感じること、Halの気持ちを聞くこと以外に、
どこかに『正しい答え』があるわけじゃないからね。

そういう意味では、俺の言うことも、学校のいうことも、
Halの気持ちとは別の立場でしかないから、
ちゃんとHalのことを、Halの口にする言葉だけじゃなく、
毎日の生活を通していちばん感じてあげられるのは、
お前だけだと思うけどね。(*^_^*)


≪妹≫
よく読んで、噛みしめまーす(>_<)

追伸・最近FOMAに変えたから文字数増えました(￣^￣)