ワニなつノート

【業務連絡:沖縄・広島・ちば・その後】(3)


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《二つの「先延ばし」》


       
A《本人の納得を飛び越えた「先延ばし」》
       



「いつかみんなと同じ社会で暮らすために、今はみんなと離れて教育してあげる」

そうして、社会に出る時期を「先延ばし」にする。

その間に、みんなが暮らす社会(ふつう学級)に「存在しない子ども」が生まれていく。


その時間が長くなるほど、出会いのハードルは上がる。

「存在しない子ども」にとっても、その子に初めて出会う大人にとっても、「前例」がない時間が長引く。



その人が校長や専門家になると、「いじめられますよ」とか、「自己肯定感が育ちません」という。

「いじめ」や「育ちません」という、怖れの感情を持ち出して、落ち着かない気持ちにさせる。
だけど、「不安」なのは、あなたたちの方だった。

「ついていけないままで」育ちあう子どもたちの姿を見たことがないから。

子どもたちが信頼できることを、体験したことがないから。

だから、「先延ばし」してあげるのが、「善意」だと言い張る。

でも、その善意によって育った結果が、あなたたちの不安と怖れなのだ。



「ついていけない」子どもたちの後ろを「ついてきた」私たちには、それが明白に分かってしまった。

だから、もう怖れない。

あなた方の言葉に、惑わされることもない。



私は、「ついていけない」子どもたちの後ろを、ついていく。
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