『知的障害者ともに大学で学ぶ』感想文(1)
昨日、本が届きました。
今年高校を卒業したゆうさんとけんさんが大学進学を希望していたこともあり、現状どんな感じかと思い読んでみました。
自分でシェアしておいて申し訳ないですが、具体的な「進路」の参考にはならない印象です。
2006年から続いているというオープンカレッジは、年に3回(約2時間の講義)です。
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本を開いて4行で、私は心折れました。
「私たちが対象としてきた知的障害者は、ひらがなが読めて書くことができる18歳以上の方々・・・」
そして、私の予感は最後まで外れませんでした。
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「知的障害のある方のみが大学での高等教育を受ける機会がほとんどないことの問題」を話し合い、「公開講座」を始めた「いい人」たちを疑う気持はない。
『公開講座を大学で開催することの意義は、知的障害者が大学の《知》(高等教育)にアクセスできること』と書かれている。
「いい人たちなんだろうな」と心から思います。
ただ私の印象では、ふつう学級と普通高校で学んできたゆうくんたちは、この大学の先生たちのまだ知らないことを、すでに学んでいます。
(つづく)
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