ワニなつノート

寄り添う人に…

寄り添う人に…


石川先生の《虐待への処方》http://sun.ap.teacup.com/waninatu/1204.html
を、自分のために書き換えてみました。


      ◇      ◇      ◇


・・・とりあえずは、力関係を変更したいと願います。
私だけが一方的に「力」を持たないように。
子どもが、今までと同じように、縛られるだけの立場だと思わないように。
生活の基本を脅かされずに、安心して生活できる実感を手に入れること。
それが、応急の処置です。

そのためには、10代で家族と離れ、ここに来なければならなかった当人の気持ちを、冷静に理解する必要があります。

理解の程度は、次のような基準で、押し量れます。

ア 「抱えている問題や悩みを解決したいができない」という、当人の焦り、いらだちを理解しているか。

イ ときに「うまくいかないこと」を後悔したり、痛みを感じたり、自分にいらだつ当人の孤立を、どの程度理解できているか。

ウ 自分の問題に精一杯で、頭でわかっていてもできないことがある当人の状況を理解しているか。


① このうち、どれか一つでも理解できる人は、横にいて一緒に考えてゆける理解力をもっています。
へたな説教も、配慮も後回し。
苛立ち混乱する当人の味方に、とことんなってあげることです。

真の味方さえいれば、真の問題の解決には手間取る場合でも、日々の暮らしは様相を変えます。
孤立してゆとりがないからこそ、自分を責めて苛立つのですから。


②理解できても、うまく味方になれそうもない。

そう感じる人は、まず「自分のどこが相手に抵抗があるのか」心から信頼できる人と、相談してみてください。
自分の弱さ、限界、欠点を理解できると、相手の弱さにうまく味方できるようになります。

③三つともできない。
こうなるとやっかいです。
あなたの側に理解できないかたくなさがあるのか。
それとも、相手があなたの想像を超えるたいへんな状況に追い込まれているのか。
いったいどのどちらなのでしょうか。

それによって、味方になるなり方も、変わってきます。
まずこの点を確実に見極められる人を味方に誘い込むことが先決です。


☆ 明確な生命の危機以外に、待っていられない事態など存在しません。


⑤それでも、待つことができない。

とすれば、残念ながら、子どもの横にいて、思い通りにならない子どもの状況に耐える許容度が足りないという、
あなたの限界です。


子どもの自立を邪魔する真の原因は、子どもの無力と孤立を深める状況にあります。
一人だけですべてを背負い込ませないこと、
必死に援軍を求めてもらうこと。
私の方に、手をのばしてもらうこと。



・・・・・・


さてと。
私に、その手がつかめるか。

「残念ながら、子どもの横にいて、思い通りにならない子どもの状況に耐える許容度が足りないという、あなたの限界です」

この言葉が、石川先生の生の「声」で、聞こえるな~。

コメント一覧

yo
この日のブログを書いたあと、
自分でかなりまいっているんだと、気づきました。

これじゃ、読んだ人を不安にさせるだけだなあと思いました。強がっているだけで、ぜんぜん大丈夫じゃないことがバレバレですね(>_<)


いちばんは、「新しく家族になった子」が、いなくなったこと、のような気がします。

その子にはその子の事情がある。
一人ひとり、抜き差しならない事情があり、「大事な自分の感情」があり、仕方のないことだと頭ではわかるのですが。

たった2か月でも、一緒に暮らした「子ども」が、ある日突然、いなくなるのは、頭で理解したり、納得したりできるものではないんですよね。

あ、これも、人を不安にさせる愚痴になってますね。

でも、大丈夫です。
子どもたちは、ここで、がんばっています。
私が背負ったことのない荷物をしっかりと引き受けて、ここで、せいいっぱい生きています。
あーちゃんやなっちと同じように、人には分からない苦労を、誰より自分で引き受けて、生きているんですよね。

私がさらなる重荷にならないように。
「援助」がほしいのは、私なんですよね。

ありがとうございました。
新潟はいま、雨が雪に変わったと、友人からメールがありました。
そちらも雪かな。






ありんこ
追加です。

若い子供たちは今自分のことが第一なんですよね。
だから人のことまで思いやる余裕がないのですよね。
自分のことを第一に考えることをまず認めてあげてくださいね。
ホームへやってくる子供たちはなおさらのことだと思うのですよね。
ありんこ
悪戦苦闘してらっしゃるんですね。お疲れさまです。

新しく家族(?)になった子供たちは
きっと本当の家族から離れて、yoさんのホームへ来て
自分がしっかりして早く自立しなくちゃ!という気持ちが
強くあるんじゃないかな。
その思いに対して上手くいかないことと言うのも
想像以上に多くてヤケを起こしたくもなるでしょうし
自分がこんなに必死に生きているのに周囲の友だちは
まだ親に守られて生きていることのギャップと
きっと頭の中ぐちゃぐちゃなんですよ。
それでも自分の足で歩みだしていくために考える。
「お帰り」と温かく待っててくれるホームがあることなのかな。
詳しい事情はわかりませんのでありきたりのことを勝手に想像して書いてしまってますが
今、yoさんのホーム「うざっ!!!」(失礼 ^^;)と思われたとしても何年先か例えば一人で暮らすようになった時、自分の家庭を持った時に「あんなに私のことを心配してくれていたんだ。」とわかる時がくると思うのですよね。yoさんにはyoさんしか出来ない関係作りがあるのでしょう?あの手この手、とことんぶつかってみるしかないのでしょうね。若いエネルギーとぶつかるのに体力勝負ですよ~~^^
息切れしないでくださいね。応援しています。
見当違いだったらごめんなさい。笑って許してくださいませ。
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